モヤモヤ〜セカンドオピニオン3

それから1週間。さらに悶々とする日々。

セカンドオピニオンを取ったは良いが、掛かりつけのN先生にどう切り出したら良いのだろう?
「やらなきゃ意味ないよ」と自分に言い聞かせる。

E病院の先生には「あの〜、ネットで見たんですけどぉ〜(口調ママ)」と言って、甲状腺と副腎のホルモン検査をお願いしたら、大抵は検査をしてくれると仰った。

とはいえ(あ)はウソがつけないタイプ。顔を見せれば、長年の付き合いのN先生には気取られてしまうに違いない。
という訳で一日の診療が終わるころに電話をかけることに。「先生も早く休みたいだろうから、深く考えずにさらっとOKをくれるだろう」という目論見(爆)。
「腹腔鏡での検査は最終手段にしたいです。その前に原因を絞り込むためにできる検査があれば、そちらを先にしたいのですが」
「エコーの診断結果の説明でリンパ節や副腎について、特に説明を受けていなかったけれど、異常がなかったからでしょうか?それとも検査対象ではなかったのでしょうか?」
甲状腺や副腎に異常があると総コレステロールとALTは上がると聞きました。そちらの検査をしたいと考えていますが、いかがでしょうか?」
N先生は、開口一番「大きな病院だと、その時1回くらいしか診ないから、いろんな検査をします。ウチは一次病院でずっと診てきたから、必要性に応じた検査をします。」と仰った。
ゲッ、バレた?顔を見てないのに??
「あの〜、ネットで見たんですけどぉ〜」と、冷や汗をかき、しどろもどろになりながらE病院の先生の完コピー口調で説明(爆)。
「ネットの情報は必ずしも正しいとは言えません。」とピシャリ。
「確かに総コレステロールやALTは上がるケースがありますが、ALPの数値が正常なので不要と判断してきました。
「エコーではリンパ節を診ていますが、副腎は診ていません。副腎に異常があれば、絶対ALPは上がるはずなんです。それが上がらないからエコーでも診ていません。」
ヤバい、ヤバい!怒ってる!?
でも、ここで引き下がる訳にはいかない。せっかくセカンドオピニオンをもらったのに、活かさないでどうする。
「でも、高脂血症の薬を飲んで2か月以上になりますが、総コレステロールとALTは下がったと思ったら、また上がってりして、正常値より高い状態が続いています。薬の効果を見る上で、2か月というのは短いとお考えですか?」
高脂血症の症状が確認されているのだから、高脂血症の薬を飲ませる必要があるのだとは思います。しかし、他に原因がある場合には、そちらの治療をしないと、これらは下がらないのでは?」
「無駄な検査をしないように、当方の負担に気を遣っていただいていることは感謝しています。しかし、(エコーの)次の段階の検査が肝臓の組織検査ということですが、甲状腺と副腎の検査をすれば、肝臓以外の問題の可能性をつぶせるのではないですか?」

「今なら正常値よりちょっと上なので、(癌など)進行性の病気でも手は打てるし、余命もその分長くなるんですよ。だから組織検査を、と言ってるんです。」
粘りに粘って、ようやく甲状腺のホルモン検査をしてもらうことに。しかし副腎についてはALPの正常値を理由に、その場では了承してもらえなかった。
・・・とりあえず半歩前進。
電話を切った後は、緊張が切れてその場に崩れ落ちた。