13歳に寄せて 1

ご無沙汰しとります。ブログを書くほどイベントに参加してないし、大した問題や変化もないことから、近年はフェ●スブックを利用してルーシーの日常をボチボチ報告してきました。
久しぶりにブログに書こうと思ったのは、ルーシーだけのことではなく、(あ)を取り巻く環境についても書き残しておこうと思ったから。非常に長い乱文で犬だけのことではないので、ご興味のない方はすっ飛ばしてください。

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おかげさまでルーシーは今日で13歳。正直なところ「来てしまったなぁ」という感じ。
飼い主(あ)の感覚では、時間の経過は2歳までは超ノロノロ、5歳くらいまではアレコレと遊び惚けて経過を感じるヒマがない。7歳くらいから加速度を感じ、10歳で仕草などから老化が目に付くようになる。そこからは「あと何年元気でいられるだろう?」と年々誕生日が恐怖になり、ここにきて、ようやく達観し始めたところです。

12歳は、(あ)にとって、肉体的にも精神的にも非常にキツイ一年でした。自分もアレルギーなどの問題を抱えた上に、(た)の週末出張も非常に多く、よしんば家にいたとしても、ルーシーのケアについては、とても協力的とは言えない態度になってきました。

盛夏は5軒の隣家が、朝に夕にそれぞれ殺虫剤を散布。アレルギーの(あ)は2時に起床。庭の水やりをして、3時頃から散歩。4時半頃から夕食の下ごしらえをして6時前には家を締め切ります。

この時期、(あ)の朝は非常にタイトなスケジュール。(た)も運動が必要だろうからと、朝1時間のルーシーの散歩を頼みましたが「そんな運動は中高年には必要ない」と断られ、週末以外は自分が100%担当。たまに動物病院に薬を採りに行くのを頼んでも不平不満を言われ、全くの孤立無援で毎日を無事に乗り切るだけで精いっぱいでした。

元よりルーシーは(た)が夕食を採ると、寝床から催促吠えをします。何ももらえないことは理解しているけど、人間が何を食べているかが気になる様子。(あ)が目の前で何を食べようが、ルーシーは全く吠えないのに、(た)に対してはワガママ放題。

この悪癖は(た)がつけさせたもので、10年前から口を酸っぱくして注意してきましたが、本人は全く反省せず。わざわざ深夜TVやルーシーの顔を見ながらグダグダと食べるなど、さらに悪癖を悪化させました。

こちらは2時には起床しなければならないのに毎晩のようにルーシーの吠えに起こされ、(あ)は体力的にギリギリの状態にありました。

犬も年を取る分だけ人間も老化。体力や気力は減退。そしてエゴや本性が出てきます。自分の都合ばかりを優先し、相手の意見や依頼を頑固に拒絶するようになる。自然な老化現象かもしれませんが、家族がどんな年齢や状態でも、ペットを前にして人間のワガママや拒絶が通用するでしょうか?いくら長寿になったからといってもペットの命は短いのですから。

大切なのは思いやり。人間の家族に対して思いやりの心が持てなくなったら、ペットのことを想うこと。ペットは飼い主や飼育環境・方法を選べないし、逃げることさえできません。
少なくともペットにとってマイナスにならないようにするには、どう行動したら良いのか?そのことだけを考えて暮らしました。

10月に長い夏が終わったある日、自然と涙がボロボロとこぼれました。なんとか自分が乗り切ったこと、ルーシーが元気でいてくれたことに安堵し感謝する一方で、「いつまでこれを続けられるのだろう」「自分も利己的になりルーシーをないがしろにしてしまうのではないか」という不安。正直に言えば、毎日一回は「ルーシーがいなければ、もっと簡単なのに」と思っていました。そんな中で(あ)を支えていたのは「今自分が手を抜いたら、絶対後悔する。それだけは避けたい」という気持ちだけでした。

そして11月。人間はジャージで十分な気温なのに、ルーシーは寒がり始め、湯たんぽを使うようになりました。老犬には体温調節が難しくなると聞いていたけれど「寒がり」は想定外。厚手のシャツにフリースやダウンのジャケットを重ね着させました。

幸せそうにホットカーペットに横になり、寒い洗面所での排泄が嫌なのか、あまり水を飲まなくなりました。気温が急激に変化すると、食後に時折嘔吐することがありギョッとすることも。こちらが驚いている間に吐き戻しを慌てて食べて回収するので少しホッとしたり、「嚥下が難しくなっているのか?」と、また心配したり。

どんな寒い日も、食欲は全く減退することなく、散歩を自分から催促します。日常の様子から胸をなでおろし、自分を勇気づけました。

この冬は湯たんぽをフル回転。一日3回くらい湯を入れ替えて常時使用。厳冬期にはマイナス9℃まで下がり、湯たんぽは大2個をクレートの上に、小1個を内部に設置。


(あ)は11月末から2月までの厳寒期にカンヅメ仕事。それでも毎夕のルーシーの散歩は欠かしませんでした。「心肺機能と筋力を落とさない」ことが主目標。それでも免疫力が低下したのか、マイナス気温でもマラセチアが時折悪化。散歩後は毎回消毒しても、なかなか良くなりませんでした。<続く>

2017年走り初め


2017年元旦の走り初め。
集まったワンコは、バド、フロイ、ダム、ケビン、ドキン、チャック、さくら、ステラ、夢、あげは、ルフィ、ルーシー、と飛び入りパピーのももちゃん。
今回はクロス父さんも参戦してミニオフ会のようでした。


まだ続きます。