お風呂のはなし

 ネットの記事によれば、アメリカでは、9,000万匹のネコと6,300万匹の犬のうち62%が、人間と一緒に寝ているらしい。また47%の飼い主がペットを自宅で洗っているようだ。犬とネコの飼い主以外に、ペットを飼っている人600人に尋ねたところ、約5%がペットの鳥やハムスターを、4%がヘビやトカゲを(イグアナはバスタブが好きらしい)1%がウサギを洗っているとか。
 人間のアレルギーがひとつの理由だろう。アニマルシェルターによれば、毎週一回屋外でペットを洗い、毎日屋外でブラシをかけることで、動物の毛に含まれるアレルゲンは大幅に削減されるという。「ネコは自分で体を舐めるから清潔だ」という人もいるが、乾いた唾液や雲脂はアレルギーを引き起こす可能性があるので、洗ってやる方が良いという。ネコは汚れたら体を舐めるが、綺麗だと舐めることはないという。これを目安にして、お風呂に入れてやれば良いそうだ。また長毛のネコは夏場に体毛を剃ると、アレルゲンを減らすことができるという。
 犬の場合、生後10ヶ月以降から「お風呂トレーニング」を始めた方が良いという。顔は濡れたタオルで拭いて、シャンプーが目や耳に入らないように気をつけること。また風呂に入れる前に、犬が入ってはいけない場所のドアを全て閉めておくこと。
 またスカンクの一撃を食らった場合には(北米ではよくあることらしい)トマトジュース風呂ではなく、3%の過酸化水素水1リットルとベイキングソーダ4分の1カップ、肌に優しい液体石けん小さじ1杯をよく混ぜて体毛につけ5分後、水で完全に流す方が良いそうだ。今度ルーシーが得体の知れない動物のウ○チにスリスリしたら、これを試してみようかな?
 ルーシーの場合、保定のためシャンプー用のリードとカラーを用意している。夏場は、玄関先で庭の水まきホースを使って洗い、Tシャツを着せて日陰につないでおいたら、腹毛や胸毛はともかく、体の大部分は30分くらいで乾いてしまう。後片づけもタイルを水で流して終わり。夏は本当に簡単だ。一方、冬は風呂場で温水を使って洗い、洗面所でドライヤーをかけざるをえない。体毛が二重構造だから、完全に体を乾かすのにシャンプーよりも時間がかかる。そして風呂場も洗面所も抜けた毛が、床にも壁にもくっつくので、後片づけも大変になる。屈みっぱなしの姿勢で全ての作業を終えると、必ず腰が痛くなる。という訳で最近では、セルフの犬洗いを利用することも増えてきた。
 一方アメリカでは、出張犬洗いサービスも始まっているらしい。例に挙げられたサービスでは、料金は毛玉や汚れの状態と扱い易いかどうか(サイズも含まれているのか?)で異なり、シャンプー、ブラシ、ドライヤーを含み一匹10.95〜16.95ドルとのこと。
 ペットに関するサービスって、それが何にしろ高いのか安いのか、よく分からないなぁ。

Self-Service Dog Washの図