テレビ修理の顛末

 昨日の夕方まで待ってみたけど、何も連絡がない。これでは週末の納品あたりに修理が重なりそうなので、ガマンできなくて、K電機に連絡をする。まず「K電機、○○です」と言われたところで、用件よりも先に「○○さん」と電話口で復唱(笑)。

 *「復唱」とは、電話で相手に言われたことを、その場で繰り返して相手に確認させることです。確認をとったら、相手の名前を訊いて復唱し必ず記録します。銀行では基本中の基本ですが、他の世界ではあまり一般的ではないようです。「言った」「言わない」のトラブルを回避するワザですが、この場合の復唱は「アンタの名前は覚えたで。下手な対応したら承知せんで」という脅しの意味が含まれます。

(あ)「○○さんかどうかは分からないけれど(さりげなく相手の名前を言うことで再度プレッシャーをかける)、ウチのダンナが土曜日に修理を申し込んで、4日も待ってるけど、一向に連絡が来ないのは何故?」

○○「申し訳ありません。メーカーの方には連絡が行っているはずなんですが・・・」

(あ)「はずと仰られても、先方からも、お宅からも連絡がないんですけど。」

○○「お調べして、早急に連絡させていただきます。」

(あ)「いつ頃、誰から連絡いただけるんですか?メーカーに連絡したかどうかから、まず確認してください」

○○「はい。できるだけ早く、T芝の方から連絡させていただきます。」

 電話を切って30分も経たないうちに、次の電話が入る。出てみると、会社にいるはずの(た)だった。T芝から「明日修理に伺います」と彼の携帯電話に連絡が来たというのだ。・・・なんだか怪しい。とりあえず○○との会話の内容を伝えて、電話を切る。
 すると、しばらくしてK電機の△△から電話。どうやらテレビを購入した時の担当者らしい。

△△「今回は私どもの不手際で、ご迷惑をかけ、大変申し訳ございませんでした。」
・・・いきなり地を這うような低姿勢。そこまで脅したつもりはないが。

△△「先程、ご主人様からご連絡をいただきまして、申し上げたところですが、当方の受付でご依頼が滞っておりました。」
K電機がT芝に連絡するのを忘れていたらしい。そりゃ連絡が来るはずないわな。

(あ)「ということは、T芝さんが無理をきいてくれたってことですね?」
T芝。アンタらエライ!6時前にK電機が修理の依頼を出して、30分も経たないうちにダンナに連絡してくるとは。それも次の日に対応とは!

△△「はい。奥様(私やね)から電話をいただいた際に、受付が滞っていたことを申し上げるべきだったのに、それもしなくて申し訳ありません。」
オイオイ、懺悔みたいになってきたよ。別に私は、理由を聞く前にT芝の修理担当者を怒鳴りつけるつもりはなかったんだけどさ。

(あ)「ウチは先日も大型の家電を購入しましたけど、それは御社の保証が行き届いていると考えたからで、そういう対応をされると困るんですけど。」
そーだよ、冷蔵庫が壊れて4日間も放っておかれたら、どうするっちゅーの!!

△△「申し訳ありません。今後はこのようなことがないように努めます。またご来店の折りに△△にご用命いただければ、サービスをさせていただきますので。なにとぞお許し下さい」
・・・そういう問題なのか?この一件で顧客の信頼を失ったとは思わないのか?

頭が痛くなってきたので、電話を切る。それにしても(た)は、何でK電機に連絡したんだろ?(あ)が、翌日T芝の修理スタッフを、問答無用で血祭りに上げるとでも思ったか?

で、翌日−−−。T芝の修理スタッフがやって来た。故障箇所は直ったのだが、スタッフの眉間にはシワが。
「反応が遅いですね。今のままでテレビを見ることには問題はありませんが、これから二次的な問題が発生する可能性があります。よろしければ、本部の方に持ち帰り、時間をかけて修理します。つきましては、代替え機を準備する必要があり、それには、お時間をいただきたいです。準備ができ次第、引き取りのご連絡をいたします。」
・・・なんだ、この対応の素晴らしさは!!K電機の対応と比べると、雲泥の差ではないか!

あまりの低レベルな対応に慣れていたから、T芝に感動すら覚えたぞ(←単純)。

 実は、この日、車のエンジンもかからなくなり、ト○タに電話で泣きついた。「できるだけ早く伺います」と言い、3時間後にはスタッフ2名が来てくれた。キーを差し込み、エンジンをかけると「ガガガ」と音がするだけ。
 音を聞いただけで「バッテリーが上がってます。充電か取り替えです。いずれにしろ持ち帰ります。」

ハ〜〜〜(タメイキ)、我が家の所有物は老朽化で、どんどん壊れていくなぁ。でもメーカーって、スゴイ!