中散歩

 ご多分にもれず、ルーシー地方も猛暑。最初は、平常どおりのスケジュールで一日を過ごそうと思っていた。少なくとも梅雨が終わるまでは。朝の散歩はできるだけ遅くして、夕方の散歩も遅くしようと。
 ところが、梅雨はどこへ行ったのか?いきなり猛暑が来てしまった。汗ダクになって歩いていたところ、一瞬、意識が飛ぶことがしばしば。ルーシーは氷水を飲んでいたので大丈夫だったけど、こちらは給水してなかったし。
 しかたがないので、サマータイムの早朝散歩をスタート。そうすると困るのが夕方までの時間。間隔が8時間以上になれば、その間に1回は排泄さなければならない。大抵は、カンカン照りの時間となる(TOT)。
 2日間はヒィヒィ言いながら日の高い時間に排泄散歩に出た。もう1日は屋内で排泄させようと努めたが、眠い時間帯だったらしく、本犬は廊下で爆睡。業を煮やし外に出ることに。
 4日目は、もはや限界。排泄散歩の後に庭で水遊び。恐ろしいことに、ルーシーは「水遊び」という言葉を覚えてしまったらしい。本犬は尻尾フリフリの小走りで庭に行く。急いで排泄を済ませて「さぁ、来い」と足元で構える。
 ホースを持つと、まだ水が出ていないのに、飛びついてカプカプ。蛇口をひねらんと出ないっつーの。
大興奮で水に飛びつき、2人ともびしょ濡れ。そして、ルーシーは(た)が草刈り後に積み上げた雑草の山に突っ込んでゴロゴロ。
 結局シャンプーするはめに。夏のシャンプーは、風通しの良いところに係留してやれば、充分乾くので手間はかからない。しかし、シャンプーを済ませたら、もう散歩に出る気がしなくなった。
 「今日はオシマイ」と言うと、ルーシーは不服そうな顔。タオルをつくねて八つ当たり。ガウガウ言いながら、窓や壁に体当たりして、大きな物音を立てる。
 食後は大抵ヘソ天でグーグー寝るはずなのに、なかなか寝ようとしない。こちらが家の中を歩きまわる度に「(散歩に)行くですか?行くですか?」と視線で訴えてくる。


 アンタは、なんで、そんなに元気なの?


 日の高い時間の排泄散歩(中散歩)をすることになって、こちらがルーシーにかける時間は増えている。運動量は全体的に減らしたから、2回→3回散歩でトントンかな。それなのに夜はなかなか寝床へ行かない。
 こちらは翌朝も早いから、ルーシーには、さっさと解放して欲しいのだ。それでなくても、寝床に入って本を読む前に撃沈してしまうのに。


 中散歩のおかげで、どんどん自分だけの時間が侵食されている。

 これが今年は4ヶ月も続くかと思うと・・・涙が出ちゃう(;_;)。