リーフちゃん来訪


 しつけ教室で仲良しのリーフちゃんが我が家に来てくれた。教室では一番の優等生で、性格がよくて、その上可愛い。それでも落ちこぼれのルーシーとでも取っ組み合いをしてくださる。小学校だったら、クラスのアイドルだな。
 なぜ、わざわざ我が家にまで来ていただいたか?それは、単にルーシーの授業中の態度が悪いからだ。子犬クラスだと、先生が時間を取って犬同士で遊ばせてくれるが、入門クラスでは、そうはいかない。ルーシーは頭の中身が幼いままで、次のクラスに上がってしまった。だから、授業中に「遊ばせろ〜」と吠える。これでは授業の妨げになり、他のワンちゃんに迷惑だし、ルーシーのモチベーションも下がる。
 ということで、授業前に1時間ほど散歩をして、ある程度疲れさせてから教室に行くことにした。しかし、毎週となると(た)も(あ)も疲れてしまい、そこでリーフちゃんのお母さんにお願いして、授業の2時間ほど前に拙宅に来てもらい、ルーシーとリーフちゃんを遊ばせることにしたのだ。
 二人は生後3ヶ月半からの友達だ。って、まだ2ヶ月ほどなんだけど、二人の体の大きさを見ると、すごく長い時間が経った気がしてしまう。初めの頃は、コロンコロンと二人とも転げていたが、今では芝生の上でもバタンバタンと音がする。「じゃれ合い」というよりは、「スパーリング」だ。教室では二人以外のワンちゃんもいるけれど、ここでは二人で満足するまで遊べる。ルーシーはとても幸せそうにタメイキをついていた。

 入門クラスでは、今のところ、お散歩を中心に教えていただいている。散歩中に出会う人々、犬、自動車、自転車、バイク、舞い散る枯れ葉。すべてに興味を持ち、飛びついたり、追いかけたくなるものらしい。そんな時は、飼い主がフードを与えて、犬の衝動を抑えないといけない。遊んでお腹が減ったのか、ルーシーが珍しく私の方に集中していた。うーん、取っ組み合いの効果は絶大だね。リーフちゃん、お母さん、本当にありがとう!!