手術後4日

 日中、廊下にいる間はエリザベス・カラーを付けることにした。ルーシーは、やはり腹部が気になるようで、傷を舐めようとするからだ。昨日はカラーを装着した直後に凍り付いて動かない状態が続いていたが、今日になって暴れ始めた。それでも装着する際に逃げたり抵抗したりしないのは不思議である。
 このエリザベス・カラーはプラスチック製の扇形の1枚シートになっていて、パッチン・ボタンで留めることで、サイズが三段階に調節できるようになっている。だから首回りに持って来られても、これがカラーになって、自分の視野を狭める、うざったい代物になるとは、理解していないかもしれない。何回か装着したが、その際に抵抗したことはない。それなのにしばらくすると、廊下の壁に激突し、(あ)の足にカラーをすりつけて外そうとする。カラーの端の部分があたると結構痛い。
 食事は、ほぼ通常量に戻した。一方、運動量は10分の1にも満たないだろう。それでも「お腹が減った」と催促する。育ち盛りではあるけれど、避妊手術後は太る傾向にあるそうだから、気を付けないといけないなぁ。
 小の回数と量は非常に増えているのに、大の量が少ない。食事の量から考えると、便秘気味?という訳で、3日ぶりに外に出した。まだ公園に連れて行く訳にはいかないので、15分ほどアスファルトの道路に出して、外の空気を吸わせただけだけど。カラーを装着したままにしようか悩んだ挙げ句、本人のストレス解消のために外すことにした。
 予想通り、リードをぐいぐい引っ張って公園へ行こうとする。前にも増して、電信柱や路肩の臭いが気になるらしく、引き離そうとしても踏ん張って動こうとしない。家の中では触れることのない刺激を感じて、興奮したのだろう。しかし、こんなに引っ張ったり、踏ん張ったりして、お腹は痛くないのかしら?