昨夜「ぽちたま」を観ていたら、「お手」と言われると、自分から片方の前足を上げるけれど、その足を飼い主が触った瞬間、鼻面に皺を寄せて歯を剥くシェルティが登場していた。神経質で、体の末端を触られるのがイヤなワンちゃんなのだろう。
 ルーシーも、このワンちゃんに似ている。むしろ、より極端な例かもしれない。特に(あ)に対して、そのような態度をとることが多いようだ。なぜか警戒したり、敵対心を露わにする。(あ)は、散歩から帰宅後ルーシーの足を拭く時、仰向けに抱っこするのだが、ルーシーは首を一生懸命伸ばして、剥いた歯を露骨に見せ、唸ってみせる。手を噛まれることはまずないが、少なくとも服従する気持ちはなさそうだ。作業中、最低一回は必ずこの表情を浮かべて唸る。
 (あ)は、初めは注意していたが、今では無視している。最近、足の毛の間に泥が付着することが多いので、拭き取り作業が大変だし、早く取らないと泥が固まってしまう。ルーシーが作業の間に唸らなかったら、ご褒美をあげる用意をしているのに、毎回これだから褒めようがない。また足を拭かない場合でも、ルーシーは同じ表情を浮かべる。
 (た)は、仰向けにルーシーを抱く時、足を拭かなければ大丈夫という。また、足を拭く場合でも、ルーシーの顔を脇の間に入れて自分の足を拭かれるところを見えないようにすれば大丈夫という。どうも二人に対するルーシーの態度が違うようだ。
 ルーシーの頭の中で、(た)よりも(あ)の方が順位が上で、さらに自分は(あ)より順位が上だと思っているようだ。良いよ、ルーシー。今は、そう誤解していなさい。二人とも、メシ番が一番強いことを今に思い知らせてやる!