どうして?

 今日は夕方まで雨が降り、どこへ行っても濡れている。朝は排泄だけの短い散歩で済ませたので、夕方は少なくとも歩かせなくては。ちょうどオカラの備蓄がなくなった。という訳で、ルーシーを連れてスーパーに買いに行くことにした。
 ところが豆腐の陳列棚には、オカラがわずか二袋しかない。いつもは奥の方まで置いてあるのに。さては何かテレビの健康特集番組でオカラをとりあげたか、それとも、このブログを読んでくださる、近所に在住の方が、ルーシーにならってオカラを食べることにしたのか?ともかく最後の二袋を確保して、果物売り場に行く。
 ルーシーはリンゴが好きなので、リンゴの見切り品を探す。見切り品でなくてはいけない理由はないけれど、ルーシーがろくに味わいもせずに、リンゴのスライスを丸飲みしている姿を見るにつけ、無傷のリンゴを与える気がしなくなってしまった。「ちょっとは味わって食べなさいよ。」と言いたくなる。ケチくさいと言われようが、貧乏根性と言われようが、うちのワンコには見切り品で充分なのだ。
 見切り品の棚に「ふじ」がひとつ。見れば200円。高い!しっかりキズ物だ。リンゴって、こんなに高かったっけ?ぐるりと回って、果物の陳列棚へ。無傷の「サンふじ」「王林」「ジョナゴールド」がそれぞれ128円。どうして、キズ物のふじが200円で、無傷のサンふじが128円なの?確かに、ふじの方が実は大きかったけれど、でも大きなキズがついて茶色になってたぞ。それとも「ふじ」はブランドだけど、他のは違うから?サンふじは、「なんちゃって・ふじ」だから?
 結局、(あ)は妙にシンパシーを感じて、サンふじを購入した。その理由は?もちろん、ルーシーが「なんちゃってボーダー」だからだ。それでも、このリンゴを食べさせる時には、やはり少し勿体ぶって「見切り品じゃないんだからね。ちょっとは味わって食べなさいよ。」と、ルーシーに言い聞かせるつもりでいる。