ドガの本

Doga: Yoga For Dogs
 いきなり「なんじゃ、これ?」と思われただろうが、本である。昨日しつけ教室に行ったところ、授業後にU先生が「今流行の」と紹介してくれた。ドガというのは犬のヨガを意味するらしい。まだ、最初の部分しか目を通していないけれど、この本は犬にヨガをさせる方法を教えるものではないと思う。犬の自然な姿から人間がヨガについて学ぼうというものだろう。だって、(あ)自身「意識しながら呼吸する」ことは無理なのに、どうやって犬にそんなことを教えられるというのか?
 今やF公園の暴れん坊(決して将軍じゃなくて、チンピラ?)となったルーシーに、優しい労りの気持ちと落ち着きを学んで欲しいと思った(あ)は、先日来から犬の指圧に関する本を探していた。なぜ指圧かと言うと、体を触る機会を増やして慣れさせたかったから。指圧で根本的な性格は変えられないだろうが、それでも「相手に優しくする」ことは学べるのではないかとも考えた。
 ところで、これはヨガの本だけど、それでも使えないかと思って、最初の一部、呼吸に関する部分を読ませてもらった。面白かったのは、「片方の鼻の穴で呼吸する方法」で、Nadi Shodhana(ナディー・ショダーナ)というらしい。なになに、ワンコは、そんなことやっているのか?
 「ナディー・ショダーナ、つまり「片方の鼻の穴で呼吸する方法」は、一方の鼻腔のみから息を吸い吐く、呼吸を制御するテクニックである。犬でも人間でも鼻がつまった時は特に有効」とある。
 しかして、その方法とは?舌を伸ばして片方の鼻の穴を塞ぎ、もう一方の穴から息を吸い、肺を満たす。肺が空気でいっぱいになったら、舌を反対の穴に持っていき、そちらを塞ぎ、先ほど塞いでいた鼻の穴から息を吐く。
 うーん、深い!うちの乱暴者でも、それくらいはやってるな。今日から導師とでも呼ぼうか。しかし、著者は本気で犬からヨガを学ばせるつもりなのだろうか?少なくとも(た)は「ジョークかパロディ」と思っているようだが。
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