ルーシー、四回転を決める

 今朝は(た)が通常よりも早起きして、女子のフィギュアを見ようとしたらしい。(あ)は朝が弱い。オリンピックの生放送は、ハナからあきらめて寝ていた。(た)は、リビングでテレビをつけ、ルーシーをクレートから出して、「ルーシー、荒川静香を一緒に見ような」と声をかけた。
 ところが、ルーシーも(あ)同様に朝が弱い。通常でも朝一番はボーっとしていて、クレートの扉を開けても、首だけ外に出して、ウツロな目で床を見つめていることが多いのだ。どうも、今日はいつもより早い時間に起こされ寝ぼけていたらしく、リビングのカーペットの上に小をやらかした。
 (た)は慌ててルーシーを廊下に出して、カーペットの掃除をした。廊下と洗面所にはトイレシーツを用意している。ルーシーは2回目の小をトイレシーツにし、なぜか廊下のシーツのないところで小をして、もう一回トイレシーツで用を足した。
 (た)はカーペットと廊下、トイレシーツ2枚を片づけることになり、早起きしたにも関わらず、荒川静香の演技を生で見ることはできなかったそうだ。余裕を持って早起きしてルーシーを起こすか、テレビを見ている間、クレートの中で寝かせておいたら良かったのに。もっとも(あ)が起床したのはスルツカヤの演技の頃だったので、どんな状態だったのかは見ていないけれど。
 本人はと言えば、いつもと違う朝の様子に興奮したのか、廊下で尻尾をくわえてグルグル回っている。ルーシー、アンタがビールマン・スピンを得意としているのは分かっているよ。だけど「おしっこ四回転」は迷惑だから、勘弁してよね。