ファースト・コンタクト

 今日はルーシーにお客様があった。4月から小学2年生になる明日香ちゃんだ。このブログをお母さんと一緒に読んでくれているという。東京からのお客様で、(あ)もルーシーもウキウキである。
 我が家に初めて明日香ちゃんが来たのは、2才くらいだったろうか。何やら一生懸命おしゃべりをしてくれたが、「○X△□なのよ」と半分宇宙語だった。ご両親譲りのパッチリした目は相変わらずで、ますますお父さんに似てきた気がする。今回のおしゃべりは丁寧な日本語で、「(ルーシーにあげたいから)エサをひとつ、いただけませんか?」などと言われてしまった。(あ)は「ひとつと言わず、たくさんどうぞ」と恐縮してしまった。
 普段の生活環境で、明日香ちゃんは犬に触れる機会は、あまりないそうだ。最初の「犬体験」が、大きな11キロ超の毛むくじゃらの犬だったので、さぞ怖かっただろうと思う。それでも一生懸命近づいて、ルーシーと仲良くしようと頑張ってくれた。ありがとうね、明日香ちゃん。
 実はルーシーも明日香ちゃんと同じように緊張していたと思う。ルーシーは人と見れば誰にでも甘えられると思っていたけれど、最近になって警戒心が芽生えてきた。いじめられたり、イヤなことをされた訳ではない。ルーシーは元々内弁慶なので、知っている人にはベタベタに甘えるけれど、知らない人には相手の様子を見るようになってきたのだ。相手の声を聴き、態度を見て「この人は自分を可愛がってくれそうだ」と思ったら、鼻をクンクン鳴らして甘えようとする。明日香ちゃんをお迎えするにあたり、(あ)には再三「優しくしてね」と言われていたけれど、新しいお友達がどんな人なのかを知らないのだから、近づき難かったようだ。
 F公園の芝生で、明日香ちゃんがオモチャを投げ、ルーシーが取りに行く。ただし、いつもの通りルーシーは持ってこないけれど。明日香ちゃんはと言えば、エサを見せびらかしておきながら、ルーシーが近づくと「マキビシ!」と言って、エサをばらまいて逃げていた。ルーシーも、これにはビックリしたことだろう。
 (あ)が見たところ、ルーシーは明日香ちゃんに飛びつこうと、何回かチラッと考えたようだ。それでも、相手が自分を怖がっていることが分かったのか、実際の行動に移すことはなかった。
 今回ルーシーと遊んでもらって、明日香ちゃんが「犬はそんなに怖くないや」と思ってくれたなら、おばちゃんは嬉しいな。もう少ししたらルーシーも大人になって優しくなっているだろうから、また遊びに来て下さい。