ケダモノだもの2

 昨日のブログを読んで、「さてはルーシーは、タヌキ汁にされてしまうのでは?」とご心配いただいた皆様。なんとかルーシーは夕食にならずに済んでおります。(あ)は、○ミ・キャッチャーで下毛を全部取ってからと思っていますので。
 冗談はさておき、ご近所のボーダーちゃんを観るだに、うちのは本当に同じ犬種なのかと思いタメイキが出る。比較すること自体がおかしいと言われそうだが、やっぱり比較してしまう。皆、年上であることは事実なのだが、時が経てば、ルーシーも他のワンちゃんみたいに賢くなれるのだろうか?そう考えると、頭が痛い。(あ)は、育児ノイローゼの初期症状にかかっているようだ。
 今朝もフェリちゃんと偶然に出会ったのだが、とてもお利口さんでフレンドリーだった。(あ)の姿を見つけて駆け寄ってくれたのだが、目の前にたどり着いたら、すぐに落ち着いてきちんとお座り。ご褒美をもらうまで、じっと我慢していた。
 一方、ルーシーはといえば、フェリちゃんのお兄ちゃんに飛びついて、思い切り甘えていた。興奮すると、理性が働かなくなるのかねぇ?鼻をクンクン鳴らし、地団駄を踏むように後ろ足をジタバタさせて、前足を広げて飛びつく。三等身の頃から、この「熱烈歓迎」スタイルは変わらない。
 (あ)は、基本的にルーシーは「気の良いワンコ」と思っている。「気の良い」というのは「悪気のない」ということだ。非常に賢いワンちゃんは、怒られるのがイヤだから、いけないと言われたことはハナからしない。賢いワンちゃんは、イタズラをしたら「ごめんなさい。ボクが悪いのは分かってます。だから怒らないで〜」と上目遣いで飼い主を見る。ルーシーはイタズラをして「コラ」と怒られても、本人に悪気がないので「なんで怒っているの?」という表情でこちらを見る。ヒドイ時は、「お母さんは、なんだか怒っているみたいだから、伏せでもしとこか」と伏せてみせる。怒られる理由を知ろうとしないから、怒られたことが全く教訓にならないのだ。
 一度や二度の失敗やイタズラは仕方がないと(あ)は思っている。しかし、失敗や怒られたことから学ばなければ、同じことを繰り返すだけだ。その点では、ケダモノだって学習できるはずなのだ。
 N先生はドッグダンスの様子を見せながら仰った。「犬の脳が一人前になるのは3才、(ドッグダンスのプログラムを覚えるくらい記憶力を発揮できる)ピークは5〜7才だと思って下さい」とのこと。ドッグダンスやアジリティなんか毛頭考えていない。私は、ルーシーが食べられる物と食べられない物の区別がつき、イヤなことでもやらなきゃいけないことがあるのだと理解し、飼い主と遊ぶことは、他のワンちゃんと遊ぶことと同じくらい楽しいと思って欲しいだけなのだ。