自慢?

 このブログでルーシーを自慢することは、まずない。自慢のタネが少なくて、(あ)がグチばっかり書いているからなんだけど。
 という訳で、昨日のシツケ教室で、他のワンちゃんと飼い主さんを驚愕させた、ルーシーの「素晴らしい技」について書きたいと思う。
 昨日の授業では、あるタイムレースが行われた。まずワンちゃん達のリードを離して自由に遊ばせる。そして一人の飼い主がおやつを使い、ワンちゃん全員を自分の前に集めてお座りをさせタイムを競う。
 レースの公平を期すために、おやつは同じ物(一番人気のないフードだそうだ)を教室から提供してもらう。お手本としてN先生から。最初であることと、ワンちゃん達は皆、リードを解かれて興奮しているのか教室の中をウロウロと歩き回っている。なかなか集まってこない。次にK先生。K先生は4匹中1匹をプライベートでも教えておられたので、犬を自分に集中させるのが早い。記録は27秒。まずまずの好タイムである。
 ルーシーはと言えば、フードを持っている人を確認した時点で、その人の前に座っていた。それも、その人に一番近い場所。タイムを計測し始める前から座っている。それどころか、K先生が教室の隅に置いた容器からフードを取り出して、次の順番の飼い主さんに渡しているところを見て、次の瞬間には、その人の前に座っている。アンタは欠食児童か?
 実は、このタイムレースの説明を受けた段階で、(あ)は「ルーシーは得意だろうなぁ」と確信していた。だって毎日F公園でやってることだもん。F公園の方がスペースは広いし、集まるワンちゃんの数も多い。追いかけっこや取っ組み合いをしている間に、おやつをくれそうな人を素早く見つける。教室の限られたスペースで他の誘惑もなければ、楽勝であり。
 (あ)が皆の衆を集める順番がきた。記録は21秒。ルーシーは指示されなくても自分のところに来ることが分かっていたので、食べ物に対する興味が比較的に薄い子に集中して声をかけた。ハナちゃんが、お腹が熱くなったのか、お座りでなく伏せてしまったためにタイムロスが出たが、それがなければ十秒台の記録が出たはずだ。
 食い意地の張った犬と、その扱いに慣れた飼い主のコンビである。この競技でワールドカップがあったら、決勝リーグに進めたかもね。