ルーシーという性格

 今朝はいつもより30分ほど遅れて散歩に出たところ、黒いシュナウザーに出会った。訊けば4ヶ月というから、お散歩デビュー間もない子犬ちゃんだ。(あ)が飼い主さんと話していると、退屈したルーシーが相手のワンちゃんに向かって「遊ぼう!」と誘う。残念ながら相手のワンちゃんは、その気が全くないらしく飼い主さんの背後に隠れてしまった。子犬ちゃんだもの、体の大きなルーシーを怖がるのは無理もない。
 それでもルーシーはリードを引っ張って、相手のワンちゃんに向かって「遊ぼう!」と誘う。(あ)が「ルーシー、イヤなんだって。ダメ。」と言い聞かせていると、相手の飼い主さんが「エッ、ルーシー?」と驚かれた。実は、そのシュナウザーちゃんも同じ名前だという。また、ご近所には同じシュナウザーで、もう一匹ルーシーちゃんが存在するらしい。
 興味を惹かれた(あ)が「お宅のルーシーちゃんは、どんなワンちゃんですか?」と訊くと、
 「お転婆で、怖い物知らずというか・・・。大きなワンちゃんとかでも、相手のワンちゃんに吠えられても近づいていくんです。」だって。ハハハハ(乾いた笑)やっぱりネ。
 「なかなかトイレを覚えてくれない」と飼い主さん。やっぱりルーシーと名付けられたワンちゃんは、何かしら問題アリの困ったちゃんなのかもしれない。この飼い主さんも、ご自分のワンちゃんに命名する前に、ウチのルーシーに会っていたら、決して「ルーシー」とは名付けなかったのではないだろうか。
 ペットショップにいた頃から、ルーシーはルーシーと呼ばれていた。店員さんに名前を変えるかどうかを訊かれたけれど、我々にはルーシー以外にぴったりくる名前が浮かばなかった。(あ)が「この子はルーシー以外にないでしょう」と横の(た)を見ると、しきりにうなづいていたし。
 ま、ウチのルーシーは、ルーシーの中でも、ルーシーらしいルーシーですから。・・・なんのこっちゃ。