カニカニ

 (あ)の母が午後カニを持って我が家にやって来た。父方の親戚からカニ10ハイをもらったそうだが、とても食べきれないという。「1つ1つは小さいから大丈夫よ」と言い残し、袋を置いて逃げるように帰っていった。後で袋の中を見たら4ハイも入っていた。一人2ハイも食べろってか?
 もらっておいて申し訳ないが、(あ)はあまりカニは好きではない。地面であろうが海底であろうが「這いずりモノ」は苦手である。カニは食べるのがややこしいし塩辛い。足が2、3本あったら、それで御の字なんだけど。そのことは母も知ってるはずなのにな。
 ルーシーにカニを1匹見せたところ、目玉をむいて「何それ?」とクンクン嗅いでいた。塩辛いカラを舐めようとするので、即座に撤収。夕方(あ)は台所で解体作業。
 結論から言うと、一人で2ハイは多すぎる。(食べる前からわかってたけど)正直、胸が悪くなった。(そこまで食べるかとツッコまれそうだが、冷蔵庫に置いておくのも嫌だった)
 ウーウー言いながら、いつものようにルーシーに廊下で夕食を食べさせて、リビングに呼び入れたところ、ものすごく台所が気になる様子。入口にとりつけたフェンスから中を窺って離れようとしない。今朝、台所を綺麗に拭き掃除したばっかりなのに、カニの解体ですから。燃えるゴミは今日収集したばっかだし、次は月曜日だし。それまでカニのカラを置いておくのかねぇ。コンポストに入れて良いのかしら?ねぇ、お父さん。