クリスマス競技会

 シツケ教室のクリスマス競技会に初めて参加した。大小痩太さまざまな犬種の総勢20匹のワンちゃんが集合。日頃の練習の成果を発表した。一応「競技会」ということなので、それぞれのレベルに合わせて点数がつけられる。初級までのワンちゃんは、フードを見せながら、中級以上は「後出しフード」の条件で、一匹一匹が演技する。レベルにより試験科目は「ついて歩く5メートル」から「リードなしでフリー演技1分」まで、種目もさまざまだ。
 20匹のワンちゃん+飼い主が包囲する状態に、緊張するワンちゃんも多い。普段ならグループレッスンでも、集まるワンちゃんは5〜6匹程度だからだ。ルーシーも「なんだか、いつもと違う・・・」と感じ、緊張している様子だった。
 ルーシーのクラスはオープン1。種目は難しいものでも「オモチャを取ってくる」くらいなのだが、実はルーシーにとっては、これが一番苦手だ。演技に入る前、(あ)は「こりゃ、失格だな」と覚悟を決めた。運転免許の試験で「縦列駐車」が当たってしまった気分である。
 「挨拶」「体を触られる」「ついて歩く」「刺激の中を歩く」と順調にきて、「取ってくる」の試技。あきらめ半分でオモチャを投げたところ、ルーシーは手元まで持ってこなかったけれど、(あ)から一歩前にポトンとオモチャを落とした。手に渡してくれなかったので、点数は9点。それでもコイツにしたら上出来だ。
 オープン2のクラスは、皆お利口さんばかりだ。ノーリードで音楽に合わせ、飼い主さんの指示に集中して演技をしていた。一つ上のクラスで、こんなに違うものなのかしら。確かにリピーターの多いクラスだけれど、飼い主さんへの集中度は格段に違う。また、ドッグダンスが披露された。前に見せていただいた時よりも、演技が洗練されてキレがありました。素晴らしいー!!
 その後、手作りの食事とゲーム大会があり表彰式。なんとルーシー、中級+オープン1のレベルで1位でした。(あ)は、イベント中、退屈こいてグズるルーシーの世話で忙しかったので(逆ギレしないように散歩に出たり、オモチャで遊んだり)、名前を呼ばれまで気が付かず、ビックリしました。
 荷物をまとめる間、教室の隅にルーシーをつないでいたら、いつのまにか黒山の人だかり。「さては私がいない間に、ルーシーが何か悪さをしたのでは?」と走り寄ると、お手伝いをして下さった専門学校の生徒さんたちが「可愛い〜」と写メールを撮ってくれたようです。ルーシーにしたら「可愛い」と言ってもらっても、みんな近寄ってこない。そして細長いプラスチックの棒を持って、遠巻きにピカピカしているだけ。初めての写メールで、本人も目を白黒させてました。
 先生、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。

ちなみにビンゴの賞品ウールのセーターは、あまりにもピッタリだったので、フラッシュ君に差し上げました。ちゃんちゃん。