レッツ・ダンス!なのだ。6

 前々回の授業でA先生から「ドッグ・ダンスをやってみましょう」のお言葉が。「5月に発表会がありますから。」
 え〜?!無理!!とてもじゃないけど、発表会なんて無理ですぅ!!
 ま、発表会に出るかどうかは別として、音楽付きでトレーニングをする方が、ルーシーは楽しいみたいだ。ベーシックの内容を楽しくおさらいするのなら、その方が良いものね。
 「何か踊ってみたい曲はありますか?」う〜ん、あるにはあるんですけど。曲のリズムはルーシーのリズムなんだけど、いかんせん、長さが5分半以上もあるし。
 「曲は途中で切ったり、フェイドアウトさせたり、編集することもできますからね。」
 という訳で前回の授業では、手持ちのCDの中から、いくつか曲を選んで持参した。そして1曲を選び、先生が振付を考えてくださることになった。
 曲は全部合わせても2分3秒。音楽が流れる時間は実質1分半というところ。ルーシーが集中できる時間と今までに習った技の数を考えると、最初はこれくらいかな?
 先生によれば、曲の長さよりもリズムが大事。リズムが個々のワンちゃんに合っていないと、苦労することになるらしい。リズムを考えるには、ウィーヴのリズムを頭に置いておくことが重要らしい。
 実はリズムだけを考えると、第一候補の方がルーシーには合っていて、実際に選んだ曲は少し速い。先生は「練習でウィーヴは速くなりますから」と励まして下さった。
 そして、人間が後ろに下がりながらウィーヴをする技を教えて下さった。ところが、これが上手くいかない!
 まず、先生に倣い(あ)だけでやってみる。頭では分かっているのに、体がついていきません。何回か自分だけで練習をした後にルーシーと一緒にやってみる。あかん〜!!手と足がバラバラになる〜!
 「人間だけなら、なんとかなるのに、なんでルーシーと一緒だとダメなのかしら?」とボヤく。自分の鈍くささと、練習中に頭を下げていたことから血が頭に上ってクラクラする。一つの技でもこの有様なのに、本当にダンスなんかできるんだろうか?いきなり不安になる。いそいそと曲選びなんかしたのは、勇み足以上の大フライングだったのでは?とりあえず、この技は授業中には完成しそうもないので、先生に頼んで宿題にさせてもらう。
 次の授業まで2週間。せめて従来のウィーヴのスピードを上げて、反対方向のウィーヴもできるようにならなくては。