矯正の進捗状況

 モー姉の授業から早一週間以上が経ち、ルーシーに少しずつ変化が見られるようになった。中には、矯正と直接関係があるのか分からないものもあるが、とりあえず書き出してみる。

  • 仰向け抱っこをすると、歯を剥き唸ることは変わらないが、あきらめるまでの時間が少し短くなってきた。(ただし、ルーシーが黙ったので褒めてやると、思い出したように歯を剥き唸るけど)
  • 仰向け抱っこの状態で膝の上に載せられると、今までは暴れたり首や足を突っ張って抵抗していたが、足の力を抜くようになってきた。
  • 仰向け抱っこをすると、こちらに見えないところに顔を向け歯を剥き唸るようになった。(いけないことは重々承知しているらしい)
  • 仰向け抱っこをして歯を剥き唸るので、こちらが低い声で「怒るよ」と言うと、たじろぐようになった。
  • リードの引っ張り癖が少し緩和した。(家を出て最初の排泄を済ませるまでは、依然リードを引っ張るけれど)
  • 遊びの途中で呼び戻しに応じる場合、以前は嬉しそうに戻ってきていたが、今では、いかにもシブシブという態度で戻ってくる。以前は呼び戻しに応じないことが多々あった。
  • 家の外でやたらとマーキングをするようになった。時には男の子のように片足を挙げて用を足すこともある。
  • 注意されたら雑草を食べるのを止めることが多くなった。
  • (あ)と遊ぶ場合には、フリスビーよりも紐付きボールの方が好きなようだ。振り回してストレス発散ができるからか?
  • 歯磨きの後、トイレシーツにNo.1をさせてリビングに入れようとするのだが、No.1をなかなかしなくなった。
  • (た)にやたらと甘えるようになった。
  • 食べ物ガラミで「ダメ」「ノー」と言われると、顕著に反応するようになった。

 最初の一週間は、こちらが自己嫌悪になるくらい激しいバトルを展開した。ルーシーが予想以上に強情で激しく抵抗し(あ)に噛みついたりもした。おかげで、より厳しい罰を与えなければならず、一番精神的に苦しい時間だった。その間、ルーシーの感情表現に大きな変化はなかったが、時にこちらの顔色をうかがったり、(あ)を避けるような素振りを見せた。
 そのうち、ルーシーは実際に受けた罰よりも「もっと酷いことをやりかねない」と考えるようになり「ここらで止めた方が良いかも」と思い出すようになったようだ。全く歯を剥かず、唸らない訳にはいかないらしいが、「ここらで止めないとヤバイ」と見極めがつくようになった。それだけでも進歩なのかもしれない。
 ただ、なんとなく寂しいのはなぜだろう?怒られた後は当然のことながら、ルーシーはしきりにこちらの顔色をうかがい、甘えに来ない。う〜〜〜ん、これで良いのか?