中間報告

 朝は6時前に起き、洗濯二回を済ませて早めに散歩に出たつもり。ルーシーは朝が苦手でボケボケ。それでもおやつを手に少し復習。
 サイドウェイ・ウォークは方向によって速度が大きく違う。右方向(こちらに向かって歩く)が遅くて、左方向(こちらから離れるように歩く)が速すぎる。特に右方向は「オシリ!」を連呼しても、どうしても下半身が取り残された形になり、体が斜めになってしまう。逆に左方向はどんどん離れていこうとするので、こちらとの距離が大きくなり、一緒に歩いているという印象が薄い。
 それでもルーシーには「オシリ」「カニ」がどの方向に進んだら良いのか、足の出し方は分かってきたので、ここからはクリッカーを使って距離を覚えさせることにする。方向が左でも右でも、ハンドラーから同じ距離を保ちながら、同じ速度で歩くというのが理想。ただし、これはあくまで理想だ。ルーシーが技を覚えることもさることながら、ルーシーが移動する速度をこちらが見極めなければならない。
 ベッグ改め「ちんちん」は、一瞬芸ならなんとかできるようになってきたが、油断をすると後ろ足で立ち上がってしまう。ましてや、後ろ足二本で座ったままの姿勢を保つことは難しい。まだまだ先は長いなぁ。
 ジャンプは、なんとなく「どったんジャンプ」から少しずつジャンプになってきたが、かなり(あ)がズルをさせている。やはりルーシーにジャンプをさせることには、(あ)自身、不安がぬぐえないでいるからだ。A先生には、既にお願いしているが、プログラムの中でも回数を最低限に抑えなくては。
 今になって不思議なのは、「アラウンド」と「くるん」である。アラウンドもクルンもハンドラーの周囲を小さく回る技で、違いは頭から回るか、お尻から回るかだけなのだが、なぜかルーシーはクルンの方が速い。アラウンドはラージサークル同様にテレテレと回る。なんだか見るからに気が抜けた演技だ。それなのにお尻から回った方が必死な印象を受けるし実際に速いってどういうこと?
 ま、小さいことからコツコツやろう。ルーシーには、無理なこともある訳だから。そして(あ)自身だって、苦手や無理なことだってある訳だし。