またまた、おでかけ

 昨日は川遊びから戻ったところ、お向かいさんが来訪。翌日の植木消毒作業について、お知らせいただいた。この方は、あらかじめ教えて下さるので助かるが、今年は8月に植木屋さんが入るケースが多いような気がする。気候のせいか、木の成長のせいか、はたまた植木屋連合の談合・陰謀なのか。どうでも良いけど、夏はヤメてくれよ〜!!!アレルギー持ちとしては、家を閉め切り立てこもるか、さもなければ犬も連れて外出するか。いずれにしても、とっても気が重い。
 しかし8月の日中に2時間以上、犬を連れて外出し時間をつぶすことの大変なことよ。ルーシーが車の中で騒ぐこと、車の運転が大嫌いなのも手伝って苦痛は倍増である。
 昨日シャンプーしたばっかりだから、連日川遊びという訳にもいかない。幸い消毒作業は4時頃だったのと、盛夏を過ぎていたから、とりあえず車でA公園へ向かう。最近の(あ)にとっては、行き場所に困った時のA公園なのだ。
 前回(お隣さん)に消毒作業が行われたのは、ピーカン猛暑の午前中だった。その頃に比べれば、随分と暑さはマシになっていた。池の周りをテクテク歩き、そろそろ車に戻ろうかと思ったら、ある事に気が付いた。
 こちらが「ルーシー、こっちだよ」と声をかけ、ルートを示さなくても、ルーシーがずんずん歩いていくのだ。
 この公園は広大で、いくつかのゾーンに分かれている。だから順路は、ところどころで分岐しているし、いたるところに休憩場所が設置されている。人間だって分岐点の立て札や地図を見てルートを確認する。それでも時々間違える。方向音痴の(あ)はA公園に来ると、大体の場合は池の周囲を巡るルートを選ぶことが多い。一番簡単だし迷子にならないで済むからだ。
 そのせいだろうか、ルーシーは散歩のルートを覚えてしまった。
 休憩場所まで覚えているらしい。前回、公園内の自販機でお茶を買ったところ、今回は、その前で立ち止まり「お母さん、買い物は?」と見上げる。また遊歩道を外れ、階段を上った先の休憩場所に向かって、自分から進んでいく。そして振り返って「お母さん、ここで休憩でしょ?」と訊いてくる。特に楽しいことはなかったはずだが、それでも覚えているらしいのだ。
 それも覚えているのは、散歩のルートの後半部分に限られている。前半はリードを引っ張って結構ウロウロするのだが、後半になると前方しか見ていない。どうやら車に乗りたい一心で、ルートを覚えてしまったらしいのだ。
 そこまで車が好きって・・・。ルーシーのドライブに対する執念が、少々恐ろしくなってきた。