アメリカのワンコ同伴イベント

 (た)の血圧は乱高下しているようだ。ご贔屓のタ○ガースが連勝した後、連敗に転じたためだ。先日の巨○戦では、勝ち越しと言っては祝杯を挙げ、逆転と言ってヤケ酒を飲んでいたらしい。「見ているだけで疲れる」とは本人の弁。疲れたのは、アンタの肝臓かもよ。
 さて、米国メジャーリーグの試合では、ワンコ同伴イベント"I○ms Friends for Life Dog Day"が行われた。観客席の一部を犬連れのファンに解放し、入場料の一部を動物保護団体に寄付するのだ。
 先日Great American Ball Parkで行われたレッズ対カーディナルス戦では、レッズがライト側指定席を犬連れの野球ファン350人に解放した。入場料は飼い主一人+ペットの犬1匹で22ドル。うち2ドルが寄付に回された。試合日の前月にチケットが発売されたが、すぐに完売になったそうだ。
 この日のイベントでは、始球式(投げる方ではなく、レトリーブだけど)も犬が主役。ペットパレードやレッズ・ファッションのコンテストだけでなく、入場した最も大きな犬と最も小さな犬の表彰式も行われた。チーム専属のアナウンサーがMCとして協力して、こちらのイベントを盛り上げたそうだ。また犬連れ犬なしに関わらず、入場者のうち先着5000名にはピーピーオモチャが贈られたという。
 日本のプロ野球でも、こういうイベントをやってくれないかなぁ。観客動員が低迷するチームもあると聞く。こういうイベントをしたら、チーム関連商品も売れるだろうしさ。
 そりゃ大変な面はあると思う。必ずしもマナーの良い飼い主ばかりではないし、犬同士ガウガウの事態、ホームランボールがスタンドに飛び込んだ場合の騒ぎも容易に想像できる。それに一番の問題は、駐車場の確保だ。サービス・ドッグ以外の犬連れは、自家用車で移動せざるを得ない。騒ぐファンや球場近隣道路での違法駐車は、住民にとっては頭痛の種だ。それでも大都市の中心部以外の場所にある球場なら駐車場を確保できないだろうか?
 この日の試合でも入場者の中に、今まで生で野球を見たことがなかったが、球場に足を運び野球の面白さに触れたという人もいたそうだ。一方、犬同士は互いにニオイを嗅ぎ、飼い主と一緒の時間を、それなりに楽しんでいたという。
 車で来場、観戦中は自分の犬をしっかり管理しなければならないとなれば、お酒は飲めないだろうが、健全に野球の試合を楽しめるという点では良いんじゃないだろうか?手始めにオ○ックスさん、ちょっと考えてもらえませんかね?