企画

 時々お邪魔していたドッグカフェcrowが23日に店じまいを迎えることと、神奈川のハリー君(♂・生後8ヶ月)が遊びに来てくれるということで、急遽「ガス抜き懇親会」を企画することにした。3連休の中日だし地元では運動会シーズンだし、果たして、どれだけワンちゃんや飼い主さんが集まってくれるかと心配したが、なんとワンちゃん9匹と飼い主さん+専属カメラマン15名が集まって下さった。

 今回声をかけたのは、走り屋+元気の良いワンちゃんばかり。事前に企画メールを送ったら、大半の飼い主さんが「行きたい。でもウチのがガウガウ言いそうで怖い」と回答(爆)。ウチをはじめ、飼い主はほぼ全員が不安を抱えつつ集まった。フタを開けてみたら、確かに一触即発の事態はあったけれど一瞬で終わっていたし、ケガや心的外傷を負った子は見あたらなかったし、みんな良い子だったではないか!!最後の辺りでは、ワンコ全員ほぼグッタリ。「帰宅後爆睡」の目標は達成できたようだ。成功と言って良いだろう。
 さて懇親会の開催にあたり、crowのマスターjunさんのご協力には感謝、感謝である。
「若いワンちゃんが多いので、ケガなどで当日来れなくなる子もいるかも。だから正直、何匹来るのかが読めないんです。」「参加するワンちゃんが何時に到着するのかも不明です」「人間の方も食事をされるのか、喫茶だけなのかが分かりません。」「店内で落ち着いていられる時間は、ワンちゃんによって違うと思います。それでも外は暑いでしょうから、そちらを拠点にして、ガス抜きに出たり入ったりしたいんですが」
 我ながら厚かましい!しかし、junさんは「貸し切りで良いよ〜」と快諾してくださった。そして、わざわざ重い水槽を動かして、店内のレイアウトを変えていただいた。
 それでも全員集まったら、店内はパンク寸前!(中型犬1匹で、小型犬3〜5匹分くらいのスペースが必要なのね)中にはテーブルの上に飛び乗り、向こう岸のソファーへと移動する「ヤギ」もいたし、カウンターとスツールの狭い隙間をすり抜けて移動する看板犬もいた。
 当初は、飼い主さんにはソファーに座って食事していただこうと思っていたけど、とても落ち着いて食べられない。犬の気を引いて時間を稼ぐため、こっちは子牛の骨や珍しいおやつも持参していた。ところが、骨やおやつは一瞬でブラックホールに吸い込まれてしまった。他のワンちゃんとの距離が近すぎたので、「盗られてなるものか」と全員が早食い選手権の勢い。結局、食事をする方はカウンターに移動。その方のワンちゃんのリードを他の飼い主さんが持っているなどと、参加者の人たちに不便な思いをさせてしまった。すいません。特にフラッシュ君は、ボーダーばかりの中で隅っこに追いやられてしまった。ごめんよ〜!
 早番の食事が終わったところで一回目のガス抜き。暑いせいで全員すぐにへたばる。店に戻ったら、一変してワンコども静かになる。あちらこちらでウトウト居眠り。良いね〜、ガス抜き。ジワジワ効いてるな。バドちゃんとピーター君、マイケル君も到着して、皆さん自由に席を移動してお話。良い感じ〜。それぞれ情報を交換しておられた。一方、カウンターの向こう側はサウナ地獄だったらしい。junさん、お疲れ様でした。
 しかし若いワンコの回復は速い。遅番の準備が進むにつれゴソゴソ。ルーク君はバドちゃんにネッキング(キリンなのか?)リズちゃんとハリー君も良い感じ。フラッシュ君は緊張して疲れたのか隅で寝ていた。ジェラちゃんは、Honeyさんの足元に終始座って顔を見上げお利口さん。ピーター君は前日の大会で白く燃え尽きたらしく、初めて会うワンちゃんと一緒でも静かだった。一方、マイケル君は食べ物のニオイで珍しく大興奮(吠えたの初めて見たよ)。ルーシーは・・・なぜか玄関のたたきに横になり、jj君とまったりタイム。
 二回目のガス抜きに出かける。ピーター君の走る姿に、人間の女性陣から「速〜い」「格好良い〜」と声が上がる。ルーク君とバドちゃんも負けじとフリスビーを追いかける。いつもはルーシー並にディスクに無関心なマイケルも走る〜!
 一方、年少組のリズちゃんとフラッシュ君は、相変わらず追い駆けっこ。そしてジェラちゃんも「私も混ぜて〜」。尻尾のメッシュが綺麗だなぁ〜。カフェでは遠慮していたハリー君も走り始めた。やっぱボーダーは走る姿が一番美しい!
 jj君とjunさんがフリースタイルを披露。jj君はジャンプも高い。ルーク君も、ダンスでは背中に乗るジャンプも披露する予定らしいから「どったんジャンプ」はルーシーの専売特許かも。
 雨がぱらついて本格的に降りそうだったので、とりあえずお開き。帰り道を歩くピーター君、フラッシュ君の後ろ足が見るからに疲れていた。
 ルーシーは参加者全員と知り合いだけど、他の参加者の方達やワンちゃんは、ここで初めて知り合ったという方も多かったはず。それでも、みんな相手のワンちゃんに優しく、あたたかく接して下さった。ありがとうございます!
 店に戻ったところで、junさんが「反省点が多かった〜」。たった一人で、ここまで切り盛りして下さったのに、反省する点があるの?訊けば、ドッグカフェを初めて以来の満員御礼だったそうで、厨房の方も想像以上に忙しかったし、jj君の良いところをアピールする余裕がなかったとのこと。
 そういや、この日のjj君は、いつもの「まったり君」じゃなかったなぁ。避妊や去勢をしていないワンちゃんがいたせいだと思っていたけど、カフェ一杯に知らないワンちゃんが入り、junさんが厨房での作業にかかり切りで側にいない。緊張と興奮で水をがぶ飲みしたのに排泄にも出られなかったせいらしい。ソファーに座るjunさんの横では、jj君が横になりウトウト。そして、なぜかフロアには緊張感ゼロで横になるルーシー。ここはアンタの家か?
 しかし、この「ゆるゆる」な企画。junさんのご協力なしでは立ちゆかなかった訳で。本当にありがとうございました。