ルイルイ、ありがとう - ボーダーコリーのルーシーとお散歩（はてなダイアリーから引っ越し）

　これまでにルイルイ・パーティーには５回くらい参加したことになるだろうか。正直言って良い思い出は少ない。ルーシーが、ディスク・ゲーム中のコートに乱入し競技中のワンちゃんの邪魔をしたり、スタートラインの小麦粉をバクバク食べてタイムアップになったり。
　周囲のワンちゃんは皆、賢く落ち着いていて飼い主さんに従順だ。（あ）は参加する度に「１００万年経っても、ルーシーはこんな風になれないだろうな」とタメイキをつき、他の飼い主さん達をうらやましく思っていた。とてもじゃないが、主催者や参加者の皆さんにこれ以上迷惑をかけられないと、あきらめて途中で帰ったこともある。
　他の飼い主さんをうらやむ気持ちは変わらないし、ルーシー自身にも大きな変化は見られない。ルーシーは、ディスクやボールを追いかけるワンちゃんを見た途端に興奮し、飛び出していこうとする。肩が抜けそうな勢いで何回も飛び出すので、こちらはイベント翌日の筋肉痛は免れない。またルーシーは、自分が遊べないとなるとワンワン吠え始める。全く進歩のないヤツである。最近では、ルーシーよりも若い子が参加するようになり、その子達が今のルーシーよりも落ち着いて従順な態度でいるのを見ると、泣きたい気分にもなった。
　それでも、だ。
　今回「ヤバイ」と思った瞬間に呼び戻しをすると戻ってきた。興奮状態にあっても飼い主の声は耳に届いていたようだ。乱入もなかった。５０メートル走では、コースアウトすることもなく（あ）の元に駆けてきた。ほんの少しかもしれないが、過去の脱走事件を思い浮かべると成長したかもしれない。
　いつも我が犬が他の皆さんに迷惑をかけないかと心配しながら参加していた。その一方で、大きな楽しみがあった。知らないワンちゃんと出会い、飼い主さんにお話を聞く。パピーちゃんに出会い、めちゃめちゃに甘えてもらう。このイベントは、多頭飼いの飼い主さんに会える数少ないチャンスでもあるから、彼らから普段の暮らしぶりについて教えてもらう。
　そしてビックリさせられることもある。
　一つは、自己紹介したら、相手の飼い主さんから「あ〜、あのルーシーのママさんですか」と言われること。当ブログをご覧になったことがあるらしい。グチばっかり書いているから恥ずかしい〜！！心臓に悪い瞬間である。
　二つ目は、突然お手伝いを頼まれること。ボール拾いとか荷物運びとか力仕事なら良いんだけど。今回はルーク君のダンスのデモンストレーションで技の説明を頼まれ、全く打ち合わせナシで慣れないマイクを握ることになった。（あたしゃ人前に立つのが大の苦手な上に、カラオケでマイクを握ることだって少ないのにさ。）ルーク君のママさんは、前日高熱を出して寝込んでおられ絶好調ではなかったはずだが、ルーク君は集中して高度な技を披露し、観衆からは声が上がっていた。一方、こちらは冷や汗をかきながらシドロモドロ。全く説明になっていなかったよ。トホホ。
　ルイルイ・パーティーは、いろんな思い出を下さった。ずっと心に残るだろうし、いろんな方やワンちゃんと知り合えた。こんなアットホームなイベントがなくなるのは寂しいが、今は感謝の気持ちでいっぱいである。皆さん、ありがとうございました。また、どこかで会えますように！
　