なんちゃってアジリティ・ドッグ

 またまたピーママさん&ピー太のお世話で、アラン君の飼い主、T先生のアジ施設を訪問。アジリティの端っこをガジガジしてみた。ルーシーは昔通っていた教室で少しだけアジのまねごとをしたけれど、ハードルは小型犬用でもなかなか飛ばず、スラロームに至っては避けて通る有様だった。だから(あ)も「ムリだろうなぁ」とあきらめムードだった。
 練習に参加していたのはシェビー君とピーター君。シェビー君は近く大会を控えているそうだ。


 アラン君の順番がルーシーの後で、ルーシーを車に格納するのに手間取っていたので、上手く撮れたのはこの一枚だけ。ゴメンナサイ。

 ピー太はハードルもスラロームもトンネルも好き。相変わらず、ものすごいスピードなので、写真がぼやけてしまう。



 ハードルだらけの画像である。実はハードルを集めて練習していたのだ。これらのワンちゃんには、ハードル一つを飛ぶなど朝飯前だ。しかしハードルが一直線に並び、これらを飛ばせた後に、目の前にもう一つハードルがあるにも関わず、これを無視して90度ターンをして右や左のハードルを跳ぶ。これがなかなか難しいようだ。直線上の飛ぶべき最後のハードルを跳ばせながら、それぞれ「ディス」「ヒール」と言葉で方向転換のコマンドを出すのだが、そのタイミングもワンちゃんによって違う。特にピー太の場合は、ジャンプ自体が速すぎるので、最後のハードルを跳ぶ前に声をかける。ところが反応速度も速いから、着地の時点で迷ってしまう。コマンドはしっかり聞こえているけれど、前傾姿勢かつフルスピードで突っ込んだ後の方向転換はキツイ。着地後、ぐるっとその場でターンをしてしまう。そうすることでタイムロスになってしまうのだ。おまけに「見せハードル」の先には、トンネルが大きな口を開けていて、ワンコを「おいで、おいで」と呼んでいる。ルーシーなぞ、間違いなくトンネルに飲まれてしまうに違いない。
 スピードを競う競技ながら、アジはハンドラーが犬を徹底的にコントロールしなければならない。おそらく、コントロール面での要求度はダンスよりも厳しいだろう。ダンスの場合、1回多くターンしたって怒られないけれど、アジではコースアウトしたら、その時点で失格になるそうだ。だから練習とはいえ、犬が勝手にハードルを跳んだりトンネルに入ったりしたら大目玉をくらう。厳しいなぁ。
 さてさて、ルーシーもハードルとスラロームとトンネルを体験。さてはピー太の姿を見て、自分もやってみようと思ったか?身の程知らずめが。


ピーママさん、写真ありがとうございます。

 シェビー君のママさんから「ルーシーちゃんは、ラージかな?」と言われ「???」。どうやら体高のことらしい。体高によりハードルのバーの高さが決まるらしい。体長は分かるけど体高は分からない。短足ですからスモールでしょうか?(そんなのあるのか?)
 後でT先生から「アジもダンスも、コントロールという点では同じでしょ」と言われ、ちょっと耳が痛かった。私もルーシーもアジ向きではなさそうだ。それが分かっただけでも、勉強になったと思う。
 ピーママさん&ピー太、シェビー君&ママさん、T先生&アラン君、どうもありがとうございました。