マッサージとストレッチ3

 私らは元気である。パソコンのある部屋が寒くなって、どうもブログを書く気がしなかっただけだ。でも、やると言っておきながら忘れていたことがあった。マッサージとストレッチの本のことだ。
 意外と医学用語が多くて、躓きながら読んでいる。しかし、やると言ったことはやらないと。ね。

 まず、注意事項

 - 犬が次に該当する場合には、マッサージやストレッチはしないでください。
 * 骨折
 * 急性外傷
 * 感染症
 * 高熱
 * 炎症
 * 特定の関節に係わる問題
 * 筋肉や腱の断裂
 * 皮膚の異常・問題(外傷、湿疹、カビなどの感染、ヤケド、凍傷)

 - 本で紹介されているマッサージ方法は、スウェーデン式マッサージを基本としている。完全に健康な犬にこれを施せば、非常に大きな効果がある。
 - 自分の犬にマッサージを施すこと。飼い主が施すことで、効果が上がる。
 - マッサージが気持ちの良いものだと認識させることが重要。おとなしくしないからと叱ったり、罰を与えない。
 - マッサージを施すにあたり、充分な時間をとること(通常、全体で10分から30分程度)。冷静で忍耐強くあること(飼い主の気分に犬は影響されやすい)。時計や指輪を外すこと。爪の長い人は、犬を引っ掻かないように気をつけること。(本当に書いてありましたってば。)
 - 警戒心の強い犬に対しては、全てのマッサージをするのではなく、部分的に施して状況に慣れさせること。
 - 最初は優しく、少しずつ力を入れてマッサージをすること。
 - 犬が逃げようとせず、自発的に横になっている状態は、犬がマッサージを楽しんでいるということだ。
 - 通常、活動的な犬には一週間に一度。スポーツの大会等に積極的に参加している犬に対しては、一週間に一、二度。

基本のマッサージ Effleurage(軽擦法)

Effleurage(軽擦法)は、マッサージを行う上で、ウォーミングアップのためのテクニックである。犬を人間の手の感触に慣れさせるとともに、犬をリラックスさせる効果がある。

犬を横たわらせて、背の方に自分が座る。この時、自分が窮屈でない姿勢をとること。まずは手を背骨に沿わせて(背骨の上ではない)スムーズに滑らせる。首を起点にして、尻尾の付け根まで毛並みに逆らわずに撫でる。あくまでも犬の体は軽く、優しく触ること。手のひら全体で押し、指を少し動かす。表皮近くにある骨格部分(例えば、背骨など)には圧力をかけないように。肩胛骨やあばら骨の近辺を触る時は、力をかけないように。背骨に沿って、筋肉をほぐすことに集中する。マッサージが進むにつれ、少しずつ力を加える。2〜3分間、全体をゆっくりとマッサージする。

指を動かすことで血液の循環が高まり、緊張をほぐすことができる。マッサージの際には、犬の毛や表皮の状態にも気をつけること。筋肉内の結合組織で、痛がる部分や、でこぼこした部分がないかを確認することができる。基本のマッサージは、犬の体全体をチェックし、痛がる部分がないかを確認する方法である。同時に肉体的・精神的にもリラックス効果がある。