明るい散歩計画

 遊びばかりで、少々タガが緩んでいるルーシー。ここらでキチッと締めておかないとイカンと思い、先週あたりから散歩内容を少しだけ変更することに。獣医さんにも運動量のコントロールを注意されたし、当分はこんなメニューで行こうと思っている。
 朝は歩き中心。目的地は走れないS田谷。ツイテ歩かせることを心がけスピードは中程度。往路は下りが多いのでスピードが出やすいが、帰路は少し上り坂。マーキング癖をコントロールしながら歩く。帰り道は家の近くのワンコ・ストリートを通る。敷地内からワンワン吠えられても、吠え返さないように注意しながら歩く。
 ルーシーは元来逆ギレ傾向が強く、売られた喧嘩は買ってしまう。今では吠える犬がいる家をすっかり覚えていて、そこに近くなるとグイグイとリードを引っ張る。「喧嘩するなら、こっちが最初に売ったる」というつもりなのだろうか。我が犬ながら血の気の多さに呆れる。一体、誰に似たんだよ(私か?)。
 こういう家が近くなると「ルーシー、言わないよ」と声を掛ける。声が聞こえない場合には、立ち止まりリードをグッと後ろに引いて注意喚起。さらに強い声で「言わないよ」と声を掛けながら歩く。余裕がある場合には「ツイテ」とさらに声をかける。反対に、こちらの注意を無視して反撃の声を上げることもある。リードを引っ張り後ろ足二本で立ち上がって行こうとするのを、こっちは踏みとどまって落ち着いた強い声で「いけない」と注意。こういう時は、大きな声を出すのは意味がないようだ。上半身が右左にブランブランしている間に、ハッと我に返る瞬間がある。それまで待って、こっちの顔を見させて通り過ぎる。こういう内容だから、朝の散歩は1時間が限度。こっちの集中力が持ちません。
 夕方は反対に遊び中心。山道やジョギングロードを通ってF公園へ。リラックスして歩くので、スピードは少し遅いかも。公園に入るまでは最低でも30分は歩くように心がける。全体で1時間半くらいだろうか。遊べるF公園が近くになるとリードを引っ張るので、何回も注意して歩く。ルーシーは注意される度に「しまった」とツイテの位置に戻るが、歩き出したら5歩以内に引っ張り出す。ニワトリ並の記憶力である。このクセばかりは、死ぬまで治らないかも。
 公園では知らない人が近づく度に呼び戻し。今日は呼び戻しをしたにも関わらず、去っていったと思った人が実は後ろに留まっていて(こちらの背後で紅葉の写真を撮影していたようだ)、ルーシーが吠えかかってしまった。こちらの確認ミス。大失敗。
 フリスビーやボールで遊んで、クーちゃんとも取っ組み合う。ルーシーが一番いきいきした姿を見せる時間だ。特にフリスビーやボールについては、サンタ君やコーギーのクッキー君はライバルらしく、この二匹がいると俄然やる気を出すからフシギ。ちなみに、いない時は自主休憩を入れてのんびり遊ぶ。
 この時期の公園は日中が短い。朝の散歩が終わったら、すぐに夕方の散歩の時間がやって来る。夕方、公園から引き上げる時は、ルーシーは後ろを振り返り振り返り「もっと遊びたいなぁ」と名残惜しそうだ。こうしてワンコの一日が終わる。やれやれ。