苦手意識

 土曜日は教室。そろそろ一つ一つの技が、きちんとできなきゃダメだわな。ところが、これが・・・↓。
 実は前回、教室の床が人工芝というのだろうか、打ちっ放しのゴルフ場に敷いてあるヤツに変わったことに気がついた。前も同じ材質の物が敷かれていたらしいが、長年の使用に耐えてきたので、芝の葉らしき部分が全くなかった。単純にクッションが増えて良かったと喜んだが、ルーシーの動きを見て愕然。
 まず、全体的にスピードが落ちた。特にヒドイのはゴロンとロールで、体が回転しない。毛が芝の間に挟まったのか?なんとか回転しても、踏ん張って伏せの状態に持って行けない。挙げ句の果てには、上半身と下半身の動きがバラバラ。上半身が回ってから「あ、よっこいしょ」と下半身が遅れて回る。これじゃ、音楽に合わせて連続3回転はムリだ。
 バック→ターンバックのキレも悪い。本人も失敗したくないらしく、ターンの指示に直ぐに従わない。首だけを斜めにしながら「回ってるツモリ」。慌ててストップさせて、やり直し。やり直しが多くなったので、ルーシーもブーブー文句を垂れていた。
 ルーシーのスピードも微妙に遅いから、リアバック(バックウィーブ)もなんだかスムーズにいかない。「跨いでますよ」の注意が飛ぶ。ううう、1週間も何をやってきたんだよ〜!
 先生もルーシーにクリープをさせるのは、見切りをつけたらしい。当初の構成では「センター→伏せ→クリープ」で、ルーシーは前を行く(あ)をクリープで追いかけることになっていた。技自体が固まっていないし(3歩以上の距離だと、お尻が上がってしまう)、背後で(遠隔で)クリープの指示を出さないといけない。これは、あまりにもリスキーだ。「センター→伏せ→ターンバック」に変更。
 しかし、なんといっても問題はゴロンとロールの連続3回転だ。それもイントロ。このシークエンスが始めると「クゥゥン」と鼻を鳴らし、立ったままでいることも多い。先生に構成を考えていただくにあたり「最初の部分でルーシーがやる気を失うのが一番コワイ。ウィーブとか得意な技を入れて下さい。」とお願いしたはずなんだけどなぁ。
 まぁ、私らにできる技のレパートリーが少ないことが問題なんだよね。それも「できる」っつーたって、結構いい加減にやってきたしなぁ。結局、私のコントロールが悪いのよ。ルーシーにやる気がなくても、させないとダメなんだしさ。原因は全部分かっちゃいるけどさ〜、どうにかならんのかね? 
 先生は「ヘタっぴでも可愛いから、このままでいきましょう」と言うけれど、苦手意識がひどくなることの方がコワイ。ただでさえ、比較的上手にできる技はスピードがグングン上がり、ヘタなものはどんどん遅くなっているのだから。困ったなぁ。どうしよう?