大どんでん返し

 土曜日はダンスの最後の練習。いつもの夕方の時間ではなく、普段ルーシーが昼寝をしている時間である。朝食を抜いて(笑)授業へ。
 19日の練習会では、なんとかやる気を見せていたルーシーだが、この日は手を抜いていた。メンドクサイのか、連続技を1→2→3とやるところを、1→3とすっ飛ばす。「最後はコレでしょ?じゃ、コレだけで良いじゃん」と最後の技だけをやろうとする。まるでコマンドを聞いて、従おうという気がない。いや、元々そういう傾向はあったけれど、暑さとともに悪いクセが悪化した気がする。また、これが苦手なイントロ部分だから、目も当てられない。
 おまけに先生から、この期に及んで振付の変更が言い渡される。エ〜ッ?!3日で修正するの?ムリ!ムリ!!
 変更箇所は「ベッグ→バウ→伏せ」の、バウと伏せの間に「立って」を入れるというもの。練習会で他の先生から「伏せの8拍を4拍ずつに分けて、前半を「立って」でキープ、後半を「伏せ」にしたら、伏せの勢いを使ってゴロンに移れるのではないか?」と指摘された。確かにルーシーのゴロンのスピードは遅い。「あ、よっこらしょ」という感じ。そこには、ボーダーの機敏さのカケラもない。そして反対回りのロールは、ゴロンに輪を掛けて遅い。本人も苦手意識があるらしく、一回のコマンドでゴロンやロールをすることは少ない。
 ただねぇ〜、ルーシーは「立って」をキープするのも苦手なんだよね〜。
 一つは、自分が立っていても、そのことを意識していないからだと思う。立ったまま、こちらと見合っていると居心地が悪いらしい。「キープ」のコマンドを出されていても、自然と伏せたり座ったりしてしまう。
 悪いクセが出てきたのと突然の振付変更で、もはやイントロ部分はムチャクチャである。元来ルーシーは、自分で振付を全部覚えていて、(あ)は次の動作のきっかけを出していたに過ぎないのだ。段取りを狂わされて、アウアウ言いながら、指示されていない動作をしてみせる。こちらは「違う」を連発して修正しようとするが、本人はパニックを起こしているのか、耳にコマンドが届かない。こちらは、思いっきり褒めて、良い気分で今回の練習を終わらせたいのに、それが全くできない。フラストレーションが貯まり、爆発した。「ムリです!!『立って』の部分だけじゃなく、全部が狂ってしまいました。3日で修正させて、きちんと踊れるようにさせるなんてムリです!」ところが先生は(あ)の訴えを簡単に退ける。
 「今日、帰ったら沢山練習してください。ルーシーなら、直ぐ覚えますよ」と先生。何を根拠に、こんなに楽観的でいられるのかフシギだぞ、私は。
  
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日曜日も少し練習したけど、ダメダメのまま。その日はフテ寝しようとしたが、布団の中で七転八倒。ほとんど寝られなかった。昼にカレーの残りを食べたら、胃がシクシク痛い。自分で作ったカレーなのに(泣)。めっちゃ美味だったので、おかわりしたのが間違いか?

どーなる、ルーシー?どーする、私? 明日はどっちだ?!