DSI

 ・・・とは「どげんとせないかん」の略だそーな。
 まぁ、自分自身のことはタナに上げて書くと、夏を控えた成人ワンコにとってDSIな問題と言えば「ダイエット」ということになろう。
 フィラリアの季節が始まる前に、ルーシーの掛かり付けの病院では血液検査をする。フィラリア陰性・陽性はもとより、内臓など他に問題がないかも見てもらえる。そこで、まず注意を受けることが多い。全く太っているように見えない子でも「脂肪を与えないで下さい」とか注意を受けることがある。飼い主さんは、普段からワンコの食事に気を配っておられる人なのだけれど。満腹中枢が年がら年中故障しているルーシーとは違い、公園で出会うワンちゃん達は非常に控えめな子が多いし、飼い主さん達も心得ているので、そうそうおやつを口にすることはない。注意を受けた飼い主さん達は、家での食事で頭を悩ませている。
 夏になると、ウールをびっちり着込んだワンコは動かなくなってしまう。すると、運動で体重を落とすことは難しくなる。だから、夏が始まる前に「どげんとせんといかん」訳だ。
 食事療法でダイエットという選択肢はあるけれど、ひもじい思いやガマンはさせたくない。これまでもらえた物がもらえなくなった時、ワンコは「アレ?いつものおやつは?」「なんか物足りないな」という顔をするし。
 また体重が10キロ前後のワンちゃんの飼い主さんには、金銭的な問題もある。フィラリア予防薬の値段が大きく変わってきてしまうからだ。薬を毎月一回、半年近く飲み続けるとなれば、結構な出費だし、10キロを超えるかの数百グラムで大きな差が生まれる。

 逆の場合だってある。バーニーズのマロ君は、夏になると食欲が激減してしまった。水ばかり飲んで、お腹を壊してしまったそうだ。運動をせず、一日をほとんど寝て暮らして、動かないから食欲が出ないという悪循環。こうなると健康管理も難しくなる。
 ルーシーの場合は、獣医さんのアドバイスで目標体重を13〜13.5キロと設定してもらっている。ちなみに13キロを割った時は、本人は元気そのものだったが、タンパク質の吸収量が足りていないと注意された。股関節の問題もあるから、肥満にならないように厳重注意と言われているが、少なすぎても内臓に支障が出ると言われた。

ダイエットとは無縁のミーシャちゃんいつもおやつは手作り、サンタ君
 ファー○ネーターをかけると、毛が膨らむせいか、身体が大きく見えるので、見た目では判断できない。(た)が時々体重を量ってくれていて、今のところ急激に体重は増えていない。その一方で、去年の猛暑では急に動かなくなったし、このところの「おやつチョーダイ」攻撃は、度が過ぎている。これからのことも考えたら、シツコイおねだりはコントロールしなければならないだろう。 
久しぶりに会ったルイちゃん。ただ今ダイエット中で、パパさんと毎日1時間歩いているそうだ。これまでに2キロの減量に成功したが、ダイエット要らずのパパさんも3キロ痩せたそうだ(笑)。