フテ寝宣言

 ルーシーを、掛かり付けの動物病院に連れて行く。本人は元気120倍(苦笑)。(た)が家にいるので「おでかけですか?」と興奮気味。嬉しさのあまり、(あ)に飛びついてくるくらいだ。ここで傷めては大変と、慌てて肩を掴んで抑えるが、本人は遊びだと思って、ますます飛びついてくる。困ったヤツだ。
 右の後ろ足を傷めて以来3日間は、投薬して運動は一切禁止。昨日は投薬も運動もナシ。素人目だが、足の運び方も問題なさそうだ。掛かり付けのN先生に診てもらって、OKが出たら、遊びに連れて行ってやろうと思っていた。
 ところが、先生に事情を話したところ、傷んだ箇所は、靱帯ではなく股関節だという。(あ)が「右の後ろ足」と言った時点で、そう思われたようだ。歩く姿を見て「まだ少しかばってるかな?」
 ルーシーを診察台に上げて、立ち姿を見る。触診の結果、膝には問題ナシ。やはり股関節か。
 「ビッコを引くようになった日の前日または前々日に、激しい運動をしましたか?」
 (た)が、フリスビーをした事を説明。しかし(あ)だってルーシーを走らせたから、何が直接の原因かは、はっきりしない。もしかしたら、足はすでに傷んでいて、疲れが溜まって痛みが出たのかもしれないし。
 「股関節に異常があるかな?と思ったら、まず立った状態で、後ろの両足の幅を見て下さい。かばうために、幅が狭くなります。ひどい場合には、歩く時に足を挙げ方が減って、極端な場合は爪先を地面に引きずるようになります。」
 「実際回復している方だと思いますが、犬はちょっと回復したら、すぐに動こうとします。無茶をして、せっかく回復したところを、また傷つけてしまう。ですから、人間が制限してやらないといけないんです。」
 という訳で、火曜日までは運動一切ナシ。その後は2週間ほどリハビリ。一回30分の歩きだけの散歩。トホホ〜。
 「その後は、筋力をつけなければならないから、散歩の時間を増やして、のんびり歩いて下さい。」
 「水遊びは、体重の負担がないから良いんですが、河原などを歩く時に足元に注意して下さい。バランスを失って傷めることがあります。」
 「ダンスは、後ろ足だけに体重がかかる技は避けてください。」ルーシーには、ジャンプやスタンディングの技は教えていない。つかまり立ちはあるけれど。四つ足が地面について、しっかり立っている状態が一番良いのだという。
 今回の件で、(あ)が学んだこと。それは「股関節は傷めると、回復までに想像以上の時間がかかる」ということだ。
 やれやれ、盆休みなのにリハビリ生活か。オリンピックでも見て、フテ寝しよ。