マーリーと張り合う

 「マーリー」が映画化され、これまでに、なんと2,400万ドル以上の興行成績を記録したらしい。(あ)の記憶が正しければ、マーリーって、ダメ犬じゃなかったっけ?
 これだけの売上を記録するなんて、全然ダメ犬じゃないじゃん。さすれば、だ。ウチのアホアホ・ルーシーにもチャンスはあるか?マーリーはドッグトレーナーに「もう来ないで下さい」と言われたが、ルーシーは「勉強になるわぁ」と言われたぞ。
 ・・・などとツラツラ考えていたら、新年が明けてしまいました。皆様、今年も、どうか見捨てないでやってくださいね。
 え〜、我が家の年末年始は、例年どおりの慌ただしさ。紅白が始まる寸前まで大掃除は長引いた。(た)が家にいるにも関わらず、思う存分遊んでもらえず、車にも乗せてもらえずという日々が続き、ルーシーは、すっかりスネスネ状態。元旦はピーママさんのおかげで、ピーター君のストーキングをさせてもらったものの、その後は年始挨拶で散歩は省略。そのストレスを、ルーシーは車に乗ってワンワン吠えることで解消していた。
 今回の年末年始で、ルーシーは事あるごとに吠えて騒いでいた。やれ「ご飯が遅い」だの、やれ「散歩に連れてけ」だの、やれ「早くリビングに入れろ」だの、うるさいったらありゃしない。相手が石頭でなかったら、一発張り飛ばすところだ。憎らしいのは、(あ)が一人でルーシーの世話をしている時は、こういう要求吠えは、まずありえない。明らかに相手を見て、アイツは態度を変えてるんだよなぁ。その証拠に、(た)が仕事始めの今日は、我が家は水を打ったように静かだもん。
 大体ワンワン吠えられて「しかたねぇなぁ」と腰を挙げる方が間違ってるんだよなぁ。ルーシーの頭の中で「(あ)→自分→(た)」と順位表ができているんだから、(た)は「オマエはワシより下だ」と改めてルーシーに教えてやらないといけないはずなのだ。そりゃ(あ)が叱ることはできるし、その瞬間は静かになるだろうけど、頭の中の順位表は変わらないだろう。
 (た)本人には、そのことを何回も教えてきたけれど、今のところルーシーへの態度は変わらない。レンタルCDを返しに行くとき、ルーシーに「オマエも行くか?」と猫なで声を出している。・・・ダメだ、こりゃ。
 考えるに、我が家でマーリーに張り合えるのは、ルーシーではなく(た)なのではないだろうか?しかしダメダメ飼い主で、2,400万ドルは売り上げられないだろうなぁ。