♀約4歳の変化

 年末からルーシーは後ろ足をしきりと舐めたり、口に入れたりしていた。その度に注意して止めさせていたのだが、こちらが見ていない時に続けていたらしい。皮膚自体に炎症はないが、肉球の間の毛が茶色く変色し、足の表側も薄いピンク色になってきた。元々、毎週一回は足の裏の手入れをする。フローリングで滑らないようにと、肉球の周囲や爪近くの毛をハサミで切る。冬は寒いからと若干長めにしていたけれど、雑菌のすみかになってしまったのか?気が付いた時点で、茶色になった毛をさらに刈り込んでやった。その上で消毒用のエタノールで拭き、エリザベスカラーを装着させて1週間ほど様子を見ていた。
 おかげで患部は乾燥したものの、食事の際などにエリザベスを外したところ、また足を口に入れる。これじゃイタチごっこなので、獣医さんに見てもらった。
 想像したとおり、患部に雑菌が繁殖してしまったらしいが、獣医さん曰く「ここまでしつこく口に入れるには、何かきっかけがあったはずだ」とのこと。フードを変えたとか、おやつを変えたとか。ところが思い当たることがない。年末にこちらが忙しく、かまってやれなくて、ルーシーのストレスが貯まったくらいしか心当たりがない。(ハゲ作りの前科があるし、足を舐めるのはヒマつぶしのせいだと思っていた)いずれにしても、本人は今でも患部に痒みか違和感があるだろうからと、かゆみ止めと炎症を抑える薬を飲ませている。
 この時、体重を測定してもらったら、12.4キロまで落ちてしまっていた。夏場は、さすがに動きが鈍くなり、体重が13.5キロ前後まで増えた。冬になって、よく運動するようにはなっていたので、体が締まってきた。その一方で、13キロを切るあたりからフードやリンゴの量を増やしていた。毎日、後ろ半身を触ってチェックをするのだが、筋肉がついてきたように感じるし、毛づやも良い。それなのに体重は減ってしまった。最近おやつをしつこくねだるようになったし、疲れるのが早くなった気もするし、しきりに「寒い、寒い」とホットカーペットに横になるのも、体脂肪が減ったからか?そして体温維持のために、体毛が増えたのだろうか?
 以前も――原因は不明のままだが――ルーシーの体重が短期間に1キロほど減ってしまったことがあった。獣医さん曰く「タンパク質の吸収率が悪いようだ。何か異常があってのことか、それとも体質か。この減り幅では判断できない」とのことだった。フードの量を増やして様子を見たところ、いつしか元のレベルまで回復。一時的なものだったのだろうと思いこんでいた。今回も前回同様フードの量を増やしてみるつもりだ。それでも体重が増えないようなら、もう一度、獣医さんと相談しようと思っている。
 同い年の青空ちゃんも、昨年後半から本調子ではない。病気ではないけれど、泌尿器系統に変化が出たらしい。こちらも原因が分からず、フード量を調節して経過を観察しているそうだ。おやつについては、当初、肉を止めてクッキーなどにした。それでも大きな改善が見られなかったので、与えるのはフードだけにしたところ、体重が12キロまで落ちたという。今でもpH値が良くないらしく、pHコントロールのフードに変えることになりそうだとか。
 そういや、ルーシーの場合は、年末に膣炎になって、その後に足を舐めるようになった。青空ちゃんの場合、泌尿器系だけれども、膣の一部は尿道につながっており、残されている。もしかしたら、このことが体調変化に関係しているかもしれない。ちなみに二匹はもうすぐ4歳の♀。避妊手術を受けている。
 このブログを読んでおられる、約4歳♀のワンちゃんの飼い主さんへ。ワンちゃんに体調の変化はありますか?近々、獣医さんに診てもらう機会があるのでしたら、泌尿器系統も診察してもらってはいかがでしょうか?確信があるワケではないのですが、体調の変化に何か関係があるかもしれません。大きなお世話なんですけど、お心に留めていただけたら嬉しいです。