2008年度犬種別ランキング

 AKCがまとめた犬種別登録頭数ランキングによると、2008年の第一位はラブラドール・レトリバーだった。なんと18年連続というからスゴイ。人間と遊ぶのが大好きな犬ということで、アメリカ人には一番人気があるようだ。

 ちなみに2位以降は↓
 2. ヨークシャー・テリア
 3. ジャーマン・シェパード
4. ゴールデン・レトリバー
5. ビーグル
6. ボクサー
7. ダックスフント
8. ブルドッグ
9. プードル
10. シーズー

 10位内に大型犬も小型犬も入ってるのが意外。なお、8位のブルドッグは、2007年度10位を記録したが、これは過去70年間で初めてのランクイン。2008年度はランクを2つ上げて、人気の高さを示している。従順で適応能力が高いことが人気の理由だとか。
 なお、ランクに入っていないけれど人気が高くなっているのが、ミニチュア・ブルテリアブルテリア、スタッフォードシャイヤ・ブルテリア、ブルマスチフ(全部ブルが付くのね)とか。一方、登録頭数が減ったのは、ラサアプソ、ロットワイラー、シッパーキ、バセットハウンドミニチュア・ピンシャー。攻撃性が高いとか体格があまりにも大きな犬種は、高齢化社会が進む昨今では、扱いが難しいから登録数が減ることも理解できるけれど、シッパーキなんか賢いし小型で扱いやすいのに、なんでかなぁ〜?
 なお、ボーダーコリーについては情報がないので分からないけど、少なくとも10位には入っていない→分かりました、2008年度は53位です。ちょっと寂しい気もするけれど「これで良いのだ」とも思う。
 (あ)は−−あくまで個人的な話だけど−−ボーダーコリーを飼うには、とことん相手に付き合う必要があり、飼い主には、気概以上に、そうする覚悟が要るのではないか?と思う。メディアでは「ボーダーコリーは賢い」というイメージをしきりに打ち出しているけれど、これが誤解を呼んでいる。「ボーダーコリーには賢くなるポテンシャルがある」のであって、多くの場合は「初めから賢い」訳ではない。今まで出会った賢いボーダーコリー達は、大半について、飼い主さんが自分の時間を割いて手をかけておられる。そのようなペアを見るにつけ「人間も同じだけど、放置しておいて賢い子が育つはずはない」と思う。
 そう考えると、メディアに植え付けられたイメージだけでボーダーコリーを飼うことは、大変危険で、飼い主と犬の双方にとって悲劇的な結果をもたらす可能性が高い。実際に「こんなはずじゃなかった」と捨てられる子も多いのが現実だ。だから人気がなくて結構。ボーダーコリーを飼うなら、双方が幸せになって欲しいから。
 え〜、我が家の場合は、へっぽこ飼い主とアホアホ・タヌキのペアなので。ま、ボチボチやりまっさ(→スタコラ逃げる)。