ウキ〜ッ!!!

 先週、動物病院で肉球の間の毛に雑菌が繁殖していると言われ、以来、投薬を受けている。薬は、かゆみ止めと抗生剤で、かゆみ止めは1週間分、抗生剤については2週間分をいただいた。
 子犬時代はともかく、成犬になってからは、何か問題があっても、薬を飲めば一発で治ることが多かった。今回は、見た目では治癒または改善したように見えない。かゆみ止めを処方されてはいるけれど、どうやら足を舐めるのが癖になってしまったらしい。こちらが目を離すと、後ろ足を口に入れてチャプチャプ。
 初めは、見つける度に「コラ!」「あ〜?」と注意して止めさせていた。しかし人間も同じだが、一度付いた癖を止めるのは難しい。癖は癖でも、悪い癖こそ始末が悪い。ルーシー本人も何回となく注意されるようになると、なんとなく普段から上目遣いになり、恨めしげな表情をするようになってきた。
 これでは一向に治らないから、家にいる間はエリザベスを着用。散歩時間を長くして、ストレスを発散させ、体を疲れさせる作戦に出た。散歩から帰って体がくたびれ果てていたら、足を舐める気力もなく、ぐっすり寝てしまうだろうと。
 ところが、こちらの思惑どおりには、いかないものだ。単に就寝時間が早くなっただけで、気がついたら、またチャプチャプ。また、雨が降ったら、屋外を走ることもできない。他のワンちゃんについては知らないが、少なくともルーシーの場合、走るのと走らないのでは、疲れ方が全く違う。
 という訳で、子犬時代に使っていたコングを取り出した。コングの中に、細い鮫軟骨と牛タンの皮を仕込む。実は、2つ入れるのがミソである。牛タンの皮は、リボン状になっていて比較的簡単に取れるようにしておく。しかし鮫軟骨は、コングの穴からほんの少し見えるけれど、舌を伸ばしても届かない場所に仕込む。

 エリザベスをしていても、牛タン皮はすぐにゲットできる。一方、鮫軟骨については、前足でコングを固定しなければ取ることができない。牛タン皮を簡単にゲットした記憶が残っているから、ルーシーは、鮫軟骨も同じように直ぐ取れると思っている。だから必死になる。前足でコングを抑えようとする。しかしエリザベスをしているから、コングが見えにくく、スルリスルリと逃げてしまう。
 という訳で小一時間、ルーシーはコングに遊んでもらいました。その後はグッスリ寝ていたし。作戦成功と言って良いでしょう。
 難点があるとすれば、エリザベスとコングが、ヨダレでベタベタになること。そして、妙な八つ当たり癖↓が出てきたくらい(笑)?

 雨の日のエリザベス着用コング遊び。かなり疲れる模様。お試し下さい(爆)。