5度目の夏を前に思うこと

今日は夏のような陽射し。空気が乾いているから過ごし易いけれど、ルーシーには既にきつくなってきたようだ。思えば、最初の夏に公園デビューをして以来、ルーシーと(あ)の体力が変化してきた。

ルーシー0歳の夏――ボール・ディスク・オモチャには全く興味ナシ。真夏の公園で午後3時から6時近くまで、知り合いのワンちゃんと駆けっこと取っ組み合いに明け暮れる。最初に公園に入り、最後に公園を後にする毎日。散歩はあくまで走ることを意味し、飼い主は単なる自分にくっついてくるオマケでしかない。飼い主はルーシーが走り回る間、ずっと見ているだけ。最初は日傘を差して散歩していた記憶がある。今では考えられないことだけど。
 さすがのルーシーも3時間も走り回ると疲れるらしく、公園の階段もヘロヘロになりながら上って帰路に就く。帰宅後、抱っこをして濡れたタオルで全身を拭く。その頃は嫌がることはなく、むしろ冷たいタオルをお腹に当ててもらって、気持ちよさそうにウトウトしていた。
ルーシー1歳の夏――相変わらず駆けっこ&取っ組み合い。遊び仲間ができる。仲間とは沼に入ったり、時折ケンカになったりもしたが、それでも仲良く遊ぶ。ボール、オモチャには全く興味なし。ディスクは噛むオモチャだと思っていたようだ。有り余る体力を消費させようと1時間近く歩いた後に公園に入る。それでもなお1時間以上走り回る元気があった。相変わらず飼い主は自分のオマケ。人間の方が体力負けしていた
ルーシー2歳の夏――あっという間に遊び仲間が精神的に成長してしまい、取っ組み合いや駆けっこから卒業してしまう。残された仲間や新入りのワンちゃんと遊ぶが、遊びの勝敗にこだわるようになる。ガウガウ言い合うこともしばしば。ボールやオモチャには興味がないが、ディスクは好きになってきた。ピーター君のようなディスク・ドッグを追いかけるうちに「ディスクは、どうやら面白いモノらしい」と思ったようだ。友達と一緒にいる時に「ディスクを投げろ」と催促することも多くなってきた。どうやら見せびらかしたいらしい。遊び仲間が減ったことで、飼い主が運動せざるをえなくなった。腰痛悪化。
ルーシー3歳の夏――遊び仲間はほんの一握り。遊びとはいえ、負けると後を引くようになった。一回負けると、以降自分から「遊ぼう」と誘うことは少なくなる。それどころか相手の顔を見ないようなことさえある。その一方で、そんなワンちゃんの前で、こちらに「ディスクを投げろ」と催促する。仲間のワンちゃんではなく、ワンちゃんの飼い主さんにアピールするようになる。ピーター君のストーキングが一番楽しいようだ。ガウガウ等さまざまな問題発生で、飼い主はさらに運動せざるをえなくなった。腰痛慢性化。

 そして5回目の夏を間近にして、今日は気温が30℃近くまで上がった。朝の散歩が早かったので、夕方の散歩は、いつもより日が高い時間に家を出たところ、これがいけなかったらしい。芝生の広場でディスクを数投したところで、伏せて「暑い〜」。息が上がると、なかなか下がらない。水をガブ飲み。以降は一投するごとに、離れた場所に伏せてディスクをカミカミ。一日の上限を10投と決めているけれど、今日は8投で終了。これまでなら「ハイ、おしまい〜」と声をかけると、慌ててディスクを手元に持ってきて「もう一回投げて」と訴えていた。ところが今日は「ほな帰りましょか〜」。
 最近になって気が付いたことだが、ディスクを投げても、本人が「追いつける」と思ったものがディスクダウンになったり、「このポイントでジャンプすれば獲れる」と思ったものを、はじいてしまったり。上手く獲れなかった時は、「ガウ」と文句を言いながらディスクを追いかけたり、捕まえたディスクに八つ当たりするように噛んでみたり。
 股関節には今のところ症状が出ていないし、掛かり付けの獣医さんからも筋肉のバランスもOKとのことだった。とすれば、やっぱり年をとって体力が低下してきたのかなぁ?