うちの子記念日

 お父さん、今日は「うちの子記念日」だったんだよ。覚えてた?
 お母さんは、お父さんに頼まれたお供えを買いに走ったついでに、イチゴを買おうとしたけどなかったよ。その間ルーシーは「むちうちルック」で家の中でお留守番。冷却材の入ったマフラーを首に巻いたら、いきなりお尻を向けてスネてたぞ。
 業務連絡は、これくらいにして(笑)。

 以前衝撃を受けたあの製品がバージョンアップして帰ってくるらしい。その名も「バ○リンガル・ボイス」。
 2002年に30万個の売上を記録した「バウリンガル」の最新版だ。犬の声を6種類の感情に解析するらしい。音声解析のスペシャリスト監修の下で開発された画期的商品として脚光を浴びた。
 バ○リンガル・ボイスは、2種類の機械から成り、犬の首にマイクを、人間の手元に解析出力用の機械を設置する。犬が声を発すると、マイクを通じて音声を手元の機械に送り解析する。結果の出力は、音声・文字・アニメーションの3種類で行う。
 (あ)は非常に悩んでいた頃「これを買ったら、少しはルーシーのことが分かるかなぁ」とちらりと考えた。これでルーシーの考えている事が分かるんだったら、買っても良いかもしれないと。
 でも、ハタと思ったのだ。
 よしんば自分がルーシーの事が分かったとしても、ルーシーは自分の気持ちを分かろうとしない限り、意味ないじゃん!
 コミュニケーションは、双方向でこそ意味がある訳だし。
 なんやかんや理由をつけて、結局、買わなかった。分かりたい気持ちはあるけれど「分からない方が都合の良いこともある」と思ったもので(笑)。

 さて、製造元のサイトで、件の新製品の説明を見た。ところが、どぅぅぅ〜も改良点がよく分からない。
 『混信する場合(多頭飼い用?)ペアリング機能を使い、別の周波数帯に変更することで5台まで同時に使用可能』。
 ・・・飼い主は手元に5台の解析機を持つって事か?オイオイ。
 さらに、明らかに嬉しそうなのに別の解析結果が出るのはなぜかとの問いに対して
 『(前略)解析結果だけでなく、ワンちゃんのしぐさやその時の状況もふまえて感情を推し量ってください』
 ・・・最終的にそういうことなら、なんで製品を作ろうと思ったワケ?

 ご興味のある方はどうぞ。使用後の感想なぞ、お聞かせいただけたら幸いです。日本で8月発売予定です。