懐かしのゲーム

 あぁぁ〜、バカだ。なんてバカなんだ、私って!
 ルーシーはここ数日走っていない。ヒマにまかせて足をペロペロと舐め始めた。こりゃストレスが貯まっとるな。放っといたら、足が赤くなるぞ。仕方がないから夕方の公園で少し走らせてやることに。ただ地面は滑りやすくなっているので、紐付きボールもディスクもナシ。いわゆるルーシーの「ワンワワン走り」である。
 ルーシーは独りで走るとき、小さな声で「ワンワワン、ワンワワン」と言う。まるで「わっせ、わっせ」と自分を励ましているみたいで、妙に可笑しい。走った後は「やってやりました!」と満面の笑みを浮かべるので、個人的には大好きである。
 ただ、ルーシーのストレス・レベルは、(あ)の想像以上に高かったらしい。雨上がりの芝生を水しぶきを上げて走り、とんでもないヌカルミに突撃して、尻尾までドロドロになってしまった。・・・ガックシである。
 家に戻って、体を拭きまくったら、ルーシーがまた足を舐め始めた。こりゃ、なんとか人為的にアイツを忙しくしてやらなきゃイカンな。
 とはいえ、フローリングでディスクやボールは避けたいので、久しぶりに植木鉢ゲームをすることに。
 3つの植木鉢とおやつを用意する。植木鉢の底を上にして並べるのだが、うち1つの中におやつを入れる。「サーチ」のコマンドで探させる。見事当たったら、ご褒美を与える。
 昔、シツケ教室で習ったのだが、生徒の中でルーシーは最後までダメだった。何がダメって、堪え性がないから、植木鉢のニオイを嗅ぎながら、すべてなぎ倒してしまうのだ。また、本来は植木鉢に触れてはいけないし、おやつ入りの植木鉢を見つけたら、触らずに正面に座らないといけないのに、先にひっくり返して食べてしまう。食べたら隣の植木鉢に入っていないか調べに行く。3つの植木鉢の1つにしか入っていないのに、そこが分かっていない。「ひょっとしたらマチガイでも、おやつが入ってるかも」と、いじましく調べに行く。宝探しの意味が全く分かっていない。
 久しぶりだし、少しは理解したかなぁ〜?
1回目↓。・・・相変わらず(爆)

5回目↓ルーシーがおやつを見つけても、こっちが「オスワリ」のコマンドを出さないと、座らないんだよね。「ポイント」を個別に教えないとイカンのかな?

ま、暇つぶしになったかな?足を舐めるのは止めてね。