ボチボチと

 雨なので家の中でダンス練習。リビングの机や椅子を台所へ引きずって片付け、できるだけスペースを空けるものの狭〜〜い!「いつから、こんなに狭くなったんだろ?」と思うくらい。
 考えてみると、初めて踊ったダンスは廊下で充分だった。確かに行ったり来たりしないといけなかったけど。今じゃ一つの技かシークエンスを練習するので精一杯。自分が太ったせいだとも思ったけど、ルーシーがバックの後、ターンしてお尻を壁や扉にぶつけたりするから、やっぱりそれだけじゃないと思う。→太っている事実は変わらない。言われなくとも分かっとるワイ、そんなこと。
 外で練習する時はラジカセを担いでいく訳にもいかず。音楽はナシ。頭の中でカウントしながら、ちょこちょこ部分的に練習するくらい。でも、こちらに集中させる練習にはなる。ニオイ嗅ぎをさせず、周囲の刺激に負けないように、ルーシーの視線や態度を見ながら声をかけ続ける。ただし、こちらは下ばっかり見ているので、ネアンダルタール人になり、たまに頭を上げると立ちくらみ(笑)。自分が、どちらの方向から進んできたのか、これからどちらへ進むのかを忘れて慌てる。気づかぬうちにハンドシグナルが増えてしまう。一方、ルーシーは、屋外でラージサークルをさせると本当に嬉しそうだ。
 屋内で練習をすると、困るのがルーシーの結界。教室でもそうなんだけど、緑のカーペットが切れるところから向こう側へ行こうとしない。勝手に「これ以上、行っちゃいけない」と思っているらしい。「いいからバック!」と声をかけると、困った表情を浮かべて立ちつくす。家の中ではリビングのドア。もちろんドアは全開で廊下に出られるようにしてあるのだが、ドアの下に1cmほどのストッパーが出ている。いくら促されても、そこから外へ行こうとしない。地下の練習場付きかバリアフリーの住宅が欲しい。
 練習していると、問題点や課題がどんどん見えてくる。困ったのが、ルーシーのスピード。涼しくなったらスピードが上がってきたのだ。夏はスピードが下がるので、若干遅めの曲にしたら、秋になって今度はスピードがアップ。練習するにつれ好きな技と苦手な技がはっきりとスピードに表れるようになった。クルンやちょうちょのスピードが上がり、当初の拍数と合わなくなってきた。かといって音楽に合わせて技の回数を増やすと、○回転半とかになってキリが悪い。次の技に移るのが難しい。先生は「当初の拍数で良いから、音楽に合わせてマテをかけて」と仰った。
 また、マテか〜(泣)!!
 練習を終えてボールで遊ぶ。フガフガ言いながらピーピー・ボールを囓んでいた。前に座って「ふんが〜、はんが〜」と声をかけたら大興奮。ますますフガフガ言いながらボールを噛む。ふっ、とことんお気楽なヤツ(笑)。
 まぁ、仕上がるかどうかはともかく。楽しけりゃ良いのさ、楽しけりゃ。