あながち夢ではない

 Cruftsという言葉を聞かれたことがあるだろうか?英国最大のドッグショーとして知られている一方で、オビやアジだけでなく、ドッグダンスのコンペも行われている。
 当ブログでも、Cruftsで披露された、いくつか素晴らしいドッグダンスの動画を紹介している。本大会の出場権をかけて各地で予選が行われている。英国内だけでなくアメリカやヨーロッパ諸国からの参加もあるようだ。基本的には、数ある予選を突破したペアのみが本大会に出場できる。Cruftsの本大会に出場しアリーナで踊ることは、ドッグダンスに真剣に取り組むペアには憧れ。そして、アリーナに到達することは最高レベルの証である。
 以前からルーシーのダメダメ・ダンスの動画に加え、(あ)が個人的に素晴らしいと思う日本のペアによるダンスを当ブログで紹介している。そのうち海外から、これらの動画についてコメントが寄せられるようになった。当ブログで動画を紹介するには、yo○tubeかgo○gleに登録する必要がある。全く不便だと思っていたけれど、思わぬ副産物があるものだ。海外からのコメントには、O先生とマイル君のダンスに対して「絶対Cruftsに出るべき!」とあった。
 Tell me about it! (分かってまんがな!)
 最近、ドッグダンスをする犬の頭数も急増している。それにつれて、どんどんダンスのレベルが上がってきている。ドッグスポーツの敷居が少しずつ高くなくなってきている。ペットができるだけ長く健康で、飼い主と楽しい時間を過ごす。そんなコンセプトが世間に広がってきている。
 これも日本でドッグダンスを紹介された先達のご苦労によるところは大きい。そして、今後は自分のワンちゃんと楽しむペアだけでなく、競技として真剣にドッグダンスに取り組むペアも出てくることが期待される。
 いつか日本からのペアがCruftsに出場する。
 あながち夢ではない気がする。
 依然、日本人にとってCruftsの敷居は高いけれど、どんどん果敢に挑戦して欲しいと思う。
 今日ご紹介する動画は、米国で放送されたTV番組の一部。ドッグダンスの第一人者で(あ)が個人的に大好きなRichard Curtis氏がドッグダンス未経験の飼い主さんを指導して、Crufts本大会の舞台を踏ませるというもの。残念ながら肝心な本番は割愛されているけど。Curtis氏が指導中に頭を抱えるシーンは、(あ)も自分に対してされている気がして心臓が痛かった(苦笑)。