ルーシーのタガ

 土曜日は教室。雨続きの一週間で曲を通して踊ることが少なかったため、教室でのルーシーもたるんでた。
 大好きな車では騒ぎまくって、教室では大好きな先生やちょびさんに甘える。ひとしきり好きなことをしたら「疲れた〜。眠い〜。」と訴える。ストライキ決行中だった時期を思えば、まだやる気はある方だけど、いかんせん気分のムラが大きい。ムラ気は集中を左右するし、ダンスの出来を大きく左右する。この日もなんだか動きが鈍く、全体的にテレテレした印象。
 毎日練習することが日課になるように頑張ろうと思っていた。しかし家の中ではスペースが足りない。家の中ではもっぱらパーツの練習。特にフセの練習。次に苦手な技を命じられると分かっているせいか、ルーシーのコマンドに対する反応速度が鈍い。それにしたって家の中ではほんの一部分しかできない。先週は特に集中力を持続させる練習が不足していた。
 ルーシーの場合は、やはり継続的な練習が必要なようだ。知り合いの飼い主さんは、1週間ガンガン練習して、次の1週間は全くしないというアプローチを採っている。飽きてしまうのを防ぐためらしい。しかし、ルーシーの場合は自分に都合良く「やりたくないことはしなくても良いらしい」などとチラリと考えた瞬間に、タガが緩んでしまう。ある程度のところでタガを締めてやらないと。
 ・・・などと考えながら散歩に向かうと、サラちゃんに出会う。「最近ディスク命になってきまして」とパパさん。自転車での散歩にプラスして、ディスクで走り回る。好きな事をしているせいか、集中力は途切れることなく疲れも全く見せない。ルーシーはストーカー・モードに入って、(た)の呼びかけにも応じなくなった。
 しばらくしてパピボーのミルクちゃん登場。(あ)や(た)の足元に走り寄り、お腹を見せる。犬にも人にもフレンドリー。お腹を撫でようと手を出すと、足をバタバタさせて甘噛み。もうすぐ6ヶ月で最後の乳歯が抜けたらしい。お兄ちゃん達は側でディスクの投げ練。
 ミルクちゃんはストーキング。ターゲットをサラちゃんにしようか、ルーシーにしようか悩んでいる様子だった。しばらくして鈍クサそうなルーシーにしたらしいけど。サラちゃん、苦労をかけるわねぇ(爆)。

 ルーシーの緩んだタガを締めないといけないことは確か。ただ、どのタイミングで締めるかが難しい。また単純にタガを締めたつもりが、相手を怖がらせたり消極的にさせたりするようでは逆効果。慎重にやらないと。
 ルーシー、今は思いきり遊んでいるが良い。お母さんは雷を落とす準備を始めたぞ。ウヘヘヘヘ〜。