痛い検査
初めてマンモグラフィー検診を受けた。無料クーポンが送られてきて、貧乏性の(あ)は「一回受けとくべか」と思った次第。今のところ何も異変も自覚症状もないけれど、随分昔に受けた検診では、本当におざなりの問診しかなかった。また、(あ)の方はガン家系だし、年齢的にも生活習慣面でも「なってもおかしくない」と思ったから。
体験して理解できた。マンモグラフィーが浸透しない訳。メチャメチャ痛い!!私を担当してくれたのは女性の方で、あらかじめ検査の内容を丁寧に説明してくれた。
「すでにご存じかもしれませんが、個人差はありますけれど、検査中に痛みを感じられることもあるでしょう」
オブラートでグルグル巻きにした言い方(爆)。
要するに乳房の内部を平面的に撮影するため、できるだけ乳房自体を平面にしないといけない。まず手で乳房を引っ張って板に乗せ、さらに上の板で挟んだ上でグイグイ押して、できるだけ体積を減らすべく圧縮する。
これが痛いの痛くないのって。心の準備ができていたにも関わらず「イタタタタ!」と思わず声が出る。技師さんに「ゴメンナサイ」と謝られる筋合いではない。でも、こっちは痛くて黙ってられないのだ。痛みはもちろんのこと、若い女性なら胸のかたちが気になるから敬遠したくなるわなぁ。
検査中、何回も「肩の力を入れないで」「目を閉じないで」と指示される。肩はともかく、なんで目?目と乳房の筋肉がつながってるのかね?計4枚の写真を撮り検査は終了。終わった途端グッタリ。
最近、男性にも乳ガン患者が増えているらしい。乳房が出ていない男性の胸をどうやって撮影するんだろう?
CTとか超音波で調べられないものなのかなぁ?
帰り道、ふと考えた。
犬のPen Hip検査も、こんな感じなのかな?
Pen Hip検査では、股関節や大腿骨に負荷をかけて状態を詳しく調べる。もれ聞いたところでは、麻酔をかけるにしろ「ありえない方向に足を曲げたりする」という。
健康管理の責任を負う飼い主には重要だろうけど、犬自身には、そんな理屈は知ったこっちゃない。犬には極度の緊張と苦痛でしかない。マンモ検診の重要性を理解している人間でも、検査はできるだけしたくないし、痛みを我慢しないといけない。全く理屈の分からないペットには、検査が必要なら、できるだけ苦痛を与えないものを考えてもらいたいものだ。