動物病院で

 洗濯物を干してアチアチ、取り込んでアチアチの昨日。隣家に植木の消毒作業が入り、急遽夕方は動物病院へ。来週ワクチン接種の予定だったけど前倒しすることに。前回同様、泌尿器系の話をしなければいけなかったから、ダンナさん先生に診てもらう。
 酷暑にもかかわらず、ルーシーが屋内にいる間、自分から水を飲まないこと、その原因は屋内での排泄が嫌だからで、水分補給を自主規制しているらしいこと、業を煮やした(あ)が茹で野菜や寒天デザートでなんとか水分を補給させようとしていること。ただし、昨日くらいから寒天デザートでも釣れなくなってきたので困っていることを説明。
 ルーシーを、ひととおり診察したN先生。「う〜ん、なるほど。潤ってるという感じじゃないなぁ」と一言。え?どうして分かるんですか?「口回りの水分が少ない気がします。」
 「通常、『水を飲みすぎる』のと『水を飲まない』のだったら、水を飲みすぎる方が問題だと思いますけどね。水を飲みすぎる方が病気の疑いがありますから。水を飲まないと言っても動けるんだから、本当に必要だったら飲むでしょうし。」うですか。でも、苦労して屋内でNo.1をさせた後、トイレシーツの尿を見ると、量は少ないし色も濃いんです。放っておいて泌尿器に問題が出るのは困るし・・・。
 「そうですね。この時期は口から水分が蒸散する量は多いですし。屋外に出た時にしか排泄しないのであれば排泄の間隔が開いてしまう。すると膀胱や尿管が尿で洗われないから、雑菌が繁殖しやすい。この子は前歴がありますからね。」でも、いろんなことを工夫しても、結局は水を飲んでくれないんです。野菜や寒天の量を増やした方が良いんでしょうか?
すると、先生はなぜかクスクスと笑い出した。
 「野菜や寒天も良いですけど、それでは、ますます水を飲まなくなりますよ」え?
 「だって、水を飲まなく立って水分が補給できる訳ですから」あ・・・そーか。そこまで考えてなかった。
 「水を飲ませたいなら、野菜や寒天ではなく、水を飲ませないと」・・・そうなんですけど。・・・困ったなぁ。
 「犬の中には、水は飲まないけどミネラル・ウォーターを飲むという子はいます。ちょっと味が付いているだけなんだけど、好んで飲む子がいます。」ミネラル・ウォーター?だけど、カルシウムを必要以上に摂取するとダメと前に聞いたことがあるんですけど。
 「確かに、カルシウムを必要以上に摂取すると結石なんかの原因になります。また、モノによっては下痢を引き起こすこともあります。だから、硬水ではなく軟水の方が良いと思います。なるほど。でも、犬にとっては、水道水もミネラル・ウォーターも同じじゃないんですか?ニオイもないでしょうし。どうして分かるんですか?
 「いや、それが分かるらしいんですよ。私達には分かりませんけど、犬には分かるらしいんです。水道水なら見向きもしないのに、ミネラル・ウォーターなら飲むらしいんです。」へぇ〜。
 「それから、あんまり『飲め、飲め』と勧めたらダメですよ」え?「圧迫感があると、ますます飲まなくなります。」う・・・。我が家で見られたようなことを仰る。なんで、私がプレッシャーをかけてることが、分かったんだろ?それを聞いた先生は大笑い。
 体温38.3℃。体重12.92?。目安で設定した体重より痩せてしまったみたい。ちょっとフードの量を増やした方が良いかな?
 (あ)は、ルーシーの体のこととなると、どうもせっかちになっちゃうんだなぁ。言葉が喋れない相手だから、小さな事でも心配になるし。どうやら、そのことを見透かされてしまったようだ。
 ルーシー6回目の夏。N先生とのおつきあいも5年半になる。犬を見てもらっていると思ったけど、飼い主も見られていたようだ。各々方、ご油断召されるな(笑)。