どうも分からん

 ディスクや紐付きボールで遊ぶ前に、少々ダンスの動作を練習。こちらも身体を動かさないと寒くてやりきれない。
 特に、家の中ではできないラージサークルなど。その中でリアバックは復習すればするほど、ドツボにハマる。
 ちなみにリアバック(バックウィーブ)は家の中でもできる。廊下ならスムーズに動ける。壁で無駄な動きができないからだ。ところが広い場所になると、大きなジグザグになってしまう。ルーシーの身体がこちらに沿わない。「次の動作はリアバックだ」と察知した瞬間、頭はツイテの位置だけど身体が開いてしまう。これではキレイに回ることはできない。これまで手でターゲットを示して、なんとかタイミングを合わせてきたけれど、4歩以上の連続は難しい。
 「狭い家の中と違って、オープンスペースだと視点を置く場所が一定ではないから?」と思っていたけど、問題はそれだけじゃないみたいだ。
 ルーシーはリアバックをさせると、ともかく焦る。焦って早くこちらの足の間を抜けようとする。ヒドイ時は、こちらが足を出していないうちに抜けようとして、足にケツをぶつける。こちらの指示を聴いた上で、また手の動きに合わせてルーシーが動き出せば、ちょうど良いタイミングで足の間を抜けられる。そこで止まって、次のターゲットに鼻先を付けて指示を待てば、2歩目、3歩目も上手くいくはずなのだ。
 何回「ゆっくり」と声をかけても、本犬はアウアウ言うばかり。勇み足ばかりで無駄な動きが多い。こちらは両手にフードを持って、ターゲットを明確に示しても焦りはひどくなる一方。ルーシーが(あ)の足の間をくぐるというよりは、(あ)がルーシーの身体を跨ぐ感じになってしまう。
 動機はある、多分。
 もしかしたら高すぎるかも。
 元より頭の方向に動くよりも、お尻の方向に動く方が速い。
 アラウンドよりクルン。
 ウィーブよりリアバック。
 そのくせ、ただのバックは遅い(爆)
 この焦りは高すぎる動機のせいなのか?
 それとも別の理由があるのかな?
 リアバックを続けて練習していたら、時々「ワン!アゥゥ
と訳の分からない吠えが入るようになってしまった。吠えてしまってから「しまった!吠えちまった!」と思うのか、次の「アゥゥ」は声が小さくなってはいるけどさ(笑)。
 こちらも姿勢良く後ろに下がりたいんだけど(ただでさえ田植え踊りだもん)、ターゲットを自分の前に置かないといけないから、前傾姿勢になってしまう。格好悪いったら、ありゃしない。
 まぁ、この練習をすると、ルーシーの後ろ足は翌日コリコリになる。走る時の筋肉以外も使っているんだろうと思う。お互い筋トレだと思って、もう少し頑張ってみよう。