3の時

今日でルーシーは6才。周囲の皆様が温かく忍耐強く見守ってくださったおかげです。本当にありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。
 今年は春の訪れが遅かったせいか、ルーシーの誕生日に桜が咲いている。桜を見ながら歩いていると、いろんなことを考えて、なんだか複雑な気分になってくる。

5才からの1年間で、ルーシーにもいろんな変化が見られた。良いことも悪いこともあったなぁ。
中でも一番大きなことは、体質の変化。まさか5才を過ぎてアレルギー体質になろうとは。そのせいで食べられる物が限定され、ルーシーの食い意地は、それまで以上にすさまじくなっている。

次に性格的な面。飼い主に対して自分から甘えるようになった。「知っているもの」と「馴染みのないもの」に対する反応が大きく異なるようになってきた。一番顕著なのは人に対する反応。知っている人に対しては、甘えたい欲望がますます大きくなってきている。一回相手に飛びついて甘えた後、(あ)に「飛ばない」と注意されると、内面で葛藤するためか、自分の尻尾を追いかけてアウアウ言ってるし(笑)。一方、初めて出会う人に対しては、(あ)が「ルーシー、OK。挨拶しておいで」と促しても、なかなか近づこうとしない。初めて会うワンちゃんへのアプローチも、少し慎重になってきた。相手の態度を見定めるまでは、興味のないフリをするようになった。

また、ルーシーは飼い主が側にいることを確認するようになった。そして飼い主が側にいても、自分の方を見ていないとなると、吠えて自己主張をする。特に(あ)が他のワンちゃんと仲良くしている時に見られる。周囲の飼い主さん達は「ヤキモチ」と仰るけれど、元々ルーシーは遊びに夢中になると、飼い主の存在を忘れてしまうヤツなので、今更ヤキモチを焼くとは考えにくいんだけど。
それから「ルーシーは、こちらの話すことを理解しているんじゃないか」と思うことが多くなった。昔は、注意を払うのは自分に話しかけられた時だけだったし、内容はほぼ理解していなかったと思う。こちらの口調で「今、近づいたらヤバイ」とか「お母さんは今機嫌が良い」とか判断していたみたいだった。そのうち自分の悪口を言われていると思ったら、顔を背けたり、ゲンナリした表情を見せるようになった。最近では、飼い主同士の会話に聞き耳を立てていることが多くなった。体調が悪かった時、動物病院につれていくべきかどうかを2人で相談していると、ルーシーは「なんだかヤバそう」と逃げ出した。下痢で食事制限をしていた時、(あ)がルーシーに「早く元気になろうね。そしたら、食べられるよ」と話すと、「お腹が寂しいけどしかたがない」とうなだれていた。

昔、知り合いの飼い主さんが「犬は『3の時』が節目で、大きな変化が起こるって言うよ。生後3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年、3年ってね。節目は特に気をつけてあげてね」と言われたことがあったなぁ。 とすれば、ルーシーは、これからも変化するのかなぁ。良い変化でありますように。

↑JUDYママさんからいただいた写真。ありがとうございます♪