ダンスとディスク

 今週は「思いつきでド〜ンとやってみよう〜」(笑)。
 ルーシーのステップに「ちょうちょ」というのがある。これのスピードアップを目指す。
 小型のディスクを用意して「ちょうちょ」で、足を抜けて振り返った瞬間にトスを上げ、ディスクをキャッチさせる。上手くキャッチするには、ルーシーの体が、こちらに正対しているのが一番だ。ディスクなら動機もあるしね。もちろんキャッチできたら、褒めておやつを与える。こちらの計算では「動機2倍、スピード2倍」となる・・・はずだったのだが。
 まず当の本犬がキャッチしない。ディスクが頭に当たるのを当惑の表情で見つめる。よしんばキャッチしても、すぐにディスクを口から放してしまう。おやつをもらおうと邪魔な物は口から出すということか?
 次にキャッチしたディスクで「引っ張りっこ」しようと誘ってくる。1回1回区切って、褒めておやつも与えてるのに、なんで?最後には、ダーッと走って離れた場所で振り返り「さぁ、投げれ」と訴える。呼び戻して、やり直させるけど、キャッチした後で、またダーッと走っていく。
 どうやら「それはディスクじゃない!ディスクはこういうのじゃん!」と教えているつもりらしい(笑)。
 ディスクは思い切り走れることだけでなく、ルーシーにとっては「狩りなのかも」とよく思う。ディスクは獲物で、パックのメンバーが追い込んだ獲物を自分が仕留める感覚を味わっている気がする。狼の狩りでは仕留める役はリーダーなので、ディスクで自分が優位を楽しめるのだろうか←ルーシーらしいな(爆)
 「ルーシー、ディスクもお母さんのルールでやらないとダメ」と諭すと「良いもん、もう持ってこないもんね〜」とディスクを抱え込んでカミカミ。
 「良いよ、じゃあ、お母さん独りで練習するから。ルーシーは休憩」。そう言って、別のディスクをルーシーのいないところへ投げる。すると、ルーシーは手元のディスクを放り出して、投げたディスクをガウガウ言いながら取りに行く。そして、また伏せてカミカミ。「ディスクで遊ぶなら自分と遊べ」ということか?
 ルーシーの頭の中では、ディスクとダンスはキッパリ区別されているようだ。ダンスは、お母さんの指示に従わなきゃいけないけど(って従ってないけどさ 苦笑)、ディスクは自分本位にできると思っているらしい。また、ルーシーは、お母さんが投げたヘボスローでも取りに行くけど「ディスクは私が走ってキャッチしてナンボでしょ」と思っているらしい。
 ・・・正しいだけにムカツクなぁ。