掘り起こし中

 随分前に「無理!」と放り出した新しいポジションを、ここ数日教えている。結論から言うと「やっぱ無理かも」(爆)。
 ポジションを教えるのには、トリック以上の根気が要るのは理解しているし、ルーシーも以前よりは根気よく頑張っている。以前は「なんで、そんなことするの?」「ちゃんとやってるじゃん(←ちゃんとやってないから練習してるんだけど 苦笑)と、直ぐに集中力が切れてしまっていた。こちらもアチコチに首を曲げることになり、首から肩がパンパン。苦労した割には、成果が上がらずギブアップしてしまった。
 ルーシーは、(あ)に背中を向けるのが嫌いだ。「背後から襲われる」と思っているのかもしれないけど(笑)。A先生に言わせると「ボーダーは、飼い主さんの顔が見たい子が多いみたいです」
 そうなのだ。踊っている間、どうもルーシーは(あ)の方を見ないと気が済まないらしい。りぶらぶで踊った際、コメントして下さった先生から「一つトリックをする度にドヤ顔をするのが可愛い」と言っていただいた。「可愛い」と言ってくださったのは大変ありがたいけど、このドヤ顔癖のために、ポジションを教えるのには苦労する。
 (あ)が自分の左右に付けるのは問題ない。ルーシーは(あ)の顔が見られるから。しかし(あ)の背後のポジションなると、少々怪しい。こちらが「ちゃんと後ろにいるかな〜?」と、首を回して覗いてみると、クネクネしてキチンと真っ直ぐに座っていなかったり、よしんばキチンと後ろに座っても、お尻をジリジリと動かして、頭を左手方向に動かしたり(左手からご褒美が出ると思っているから 笑)
 さらに、ルーシーを自分の前で、こちらに背を向けた形で座らせるのは、ヒジョ〜に難しい。
 最初は正しい位置を教えようと、ルーシーを座らせてから自分が背後に回っていた。まずは位置を知るところからと思ったので。しかし、これではルーシーが、自主的にポジションをとることを覚えない。
 今度は、自分の前に正対する形で座らせ「回れ」と180度回転させる方法を取った。すると、ルーシーは「『回れ』の次はバックでしょ」と、指示されていないバックをしようとする。
 確かに「回れ」と「バック」はセットになることが多い。だけど、最初にわざわざ2つに分けて教えたはずだ。なのに、ダンスのルーティンを踊るうちに「言われなくても次はバック」と思い込んだらしい。困ったものだ。
 「回れ、でストップ」と声をかけ、ルーシーが下がらないように、お尻を手で抑える。
 う・・・また要らんコマンドが増えた気が(^_^;)。
 ところが、長い間にクセになったものは、なかなか取れないもの。
 このやり方でも、お尻を抑えていた手を離すと、後ろに下がろうとする。そのうち、こちらは「回れ、っダッ!!」と訳の分からない声をかけるようになった。毎日「お尻揉んで〜」とねだるクセに、自分が揉んで欲しくない時にお尻を触られるのは嫌らしい。回転の180度が100度になったり、270度になったり、今度は「回れ」が怪しくなった。
 ウキーッ!!!!!
 やっぱり「回れ」からの「オスワリ」ではダメか・・・。
 これじゃ「回れ」までおかしくなってしまう。
 ルーシーの頭の中で「回れ」と「バック」の連想が強すぎる。
 じゃあ、「フォア」(前進)からの「オスワリ」ではどうか?
 ルーシーが背後から襲われない距離があれば、できるかも(笑)。ターゲットがあれば「フォア」はできる。ところが「オスワリ」と声をかけると、振り向いて座ってしまう
 _| ̄|○
 気を取り直して「あっち向いてオスワリ」と声をかける→また、無駄なコマンド(;_;)
 体は若干あっちを向いているが、満面笑顔でこちらを向く。
 だぁぁぁっ!!ヽ(`Д´)ノ
 いつか、できるようになるのかな?ダメモトで頑張ってみるか。