7才になって

 ルーシーが、とうとう7才。一般に言うシニア世代に突入。アラフォーを飛び越えて、一気に「怖いものナシの高齢者」になっちゃった気がする(爆)。
 6才〜7才の変化は、それほど大きかったということかもしれない。
 一番大きな変化は、前足の関節が変形して関節炎を発症したこと。体力と気力の減退。疲れやすくなったと思う。お友達と遊ぶ時も、走り回る時間は短くなり、地面に伏せたり、走る子を目で追いかけたりする時間が増えた。
 ルーシーは元々、限界を超えて走ろうとするタイプではない。ボーダーコリーとしては珍しい省エネタイプ。それでも若い頃は、走りたい衝動が他のボーダーコリー並みに強く、走れないとなるとストレス行動を起こしていた。この1年間で関節炎を起こし、自らの限界を感じるようになって、走りたい衝動を我慢できるようになった。「アンヨが痛くなるからダメよ」と言われると「そっか」とあきらめるようになった。
 自らの限界を感じるようになって、明らかに他の犬との接し方が変わってきた。知らないワンちゃんや若いワンちゃんからは逃げようとしたり、相手を無視したり。相手に脅威を感じていることの裏返しだろう。自分は意思表示をしているのに、近づいてくる相手に対して、威嚇することもある。どこまでもジコチューである。
 その反面(あ)に服従する、甘えることが多くなった。あらゆる欲求のなかで食欲が一番強くなった。食べ物ゲットが至上命題。特に、食べ物を持った(あ)は、ルーシーにとって最強の存在である(笑)。走りたい衝動も食欲に転化して、食べることで欲求を解消しているのかもしれない。正しすぎる中高年(爆)?
 そんなルーシーを見て「落ち着いたんじゃない?」と仰る方は多い。落ち着くって、こういうことなのかなぁ?A先生じゃないけど、自分の限界を知って、やりたいことを諦めるなんて、なんだか哀しい。それに、長年の苦労や、皆さんにいただいたアドバイスやご指導でこうなった訳ではないので、情けないやら申し訳ないやら。いろんな意味でトホホである。
 それでも、不器用な飼い主と、同じくらい不器用な犬の旅は続く。目標や目的地はないけれど、行けるところまで行こうと思う。


↑う〜ん、粘っこい(爆)。でも、ワシらには大黒○季よりも山崎ま○よしの方が似合ってると思う。