ルーシーの不思議

 久〜しぶりの教室。一つ、どうも分からないことがあって。先生に見てもらって質問する。
 それは「前進→ストップ→ポーズ」に関すること。
 まずは前進の練習をしてきたんだけど、ヒジョ〜に苦労している。先生に教えてもらった方法は2つ。
1.離れた場所にターゲットを置いて、そこにおやつを置く。コマンドを出し、自分の側から犬をターゲットに向けて送り出す。ターゲットに到着したら褒める
2.犬を自分の側に置き、ボールを投げながらコマンドを出して、犬にボールを追いかけさせる

 ルーシーは、ボールにほとんど興味がないので、主に1つ目の方法で練習してきた。ところが、練習しているうちに、公園の雑草が茂ってしまった。もはやターゲットの姿も見えにくい。
 ラチがあかないので、ダメ元で2の方法を紐付きボールで試してみた。こちらは「前」とコマンドを出しながら、前方にボールを投げるだけ。ただ、これも上手くはいかないんだよねぇ。
 ディスクも同じなんだけど、ルーシーは、こちらが投げる瞬間を見たいヤツなのである。(あ)があまりにノーコンなので、ついてしまったクセらしい(爆)。よしんば、こちらが自分の正面に投げられたとしても(最後のあたりは正面も投げられるようになってたんだけどさ)、ルーシーは、まず(あ)の左前に向かって走り、緩い曲線を描いて正面に入ってディスクをキャッチしようとする。つまり、正面に向かって一直線はない。
 そこで、今度は「ルーシーを自分の足元に、フセで待たせる→ボールを投げてマテを解除して前進のコマンドを出す」に切り替えた。進み方はまっすぐに近いし、スピードもある。
 おっ、良いかも。
 次に前進している途中で「オスワリ」を入れてみた。すると、ルーシーは、ボールの方向を向いて座った
 おぉっ、良いかも〜♪
 今度は前進中に「フセ」を入れてみた。ビミョ〜に体の向きが、(あ)の方に傾くが、それでも体はボールの方向を向いている。首を回して、こちらを見ている。オスワリと何が違うのかは分からないけど、フセの場合は(あ)の顔を見ることが多い
 じゃあ「オスワリ→ベッグ」はどうだ?
 オスワリこそボールの方を向いていたが、ベッグの声がかかると、わざわざオシリで体勢を変えて、こちらを見ながらベッグ。でもって、慌てて体勢を変えたもんだから、ころりんとコケてた(笑)。
 おしい〜!!
 オスワリの方向のまま、ベッグをすれば正解だったのに〜!
 ベッグをアッチ向き(ボール向き)でできないかと、何回かやってみたけれど、やっぱりベッグは、こちら向き。最後のあたりは「次はベッグって言うんでしょ」と、オスワリもこちらを見るようになってしまった。
 オスワリとフセとベッグ――。
 ルーシーの中では「フセとベッグは、お母さんの方を向くことになっている」らしい。一体、オスワリと何が違うんだろ?「早く解除してくれ〜」と思うことには、こちらを見るとか?
 先生は「わかりません」。青空ちゃんは、何をやっても100%先生の方を向いてしまうそうで「私は参考になりません」
 以前「飼い主(またはハンドラー)の顔を見たい子はいる」っておっしゃっていたけれど、他のトレーナーさんと「飼い主の顔を見たい子は、飼い主に対する依存度が高いんじゃないか」という話になったそうだ。

ルーシーが、(あ)に依存している????
そりゃ〜、かなり怪しいですなぁ(笑)。


それに、ルーシーの場合、オスワリはボールに向いてるし。
「ちょっと自立してるけど、親に依存してる」ってか?
良いお給料をもらってるくせに、実家に住んでるビジネス・ウーマンか(爆)

冗談はさておき。犬には犬の理屈がある。人間には理解できないことが多いけれど。こういう不思議な発見が、犬と暮らす醍醐味のひとつなのかも。「前進」に関しては、全く進歩がないけれど、また一つルーシーの不思議を見つけたよ♪


↑O先生と黒ラブのエランちゃんのダンス。撮影がヘタクソでスイマセン