むぅぅ

 お山で授業。この1週間は、なるべく通して踊ることにしたんだけど、ダンスの内容がスピードとスタミナを要するためか、1回踊った後のルーシーの疲労度は大きい。気温が急上昇して、強い紫外線を浴びると、さらにハァハァ言ってる。日向に置いたホウレンソウみたいにヘナヘナである。
 疲れると、ルーシーのワガママが出てきて、ダンスに余計なアレンジが加わったり、コマンドへの反応が鈍くなったりする。もっと動機を上げたいが、上げたら今度は『良い塩梅』の狭いマージンに制御するのが難しいし、スタミナを直ぐに使い果たしてしまう。いろんな意味でコントロールが難しい。順調なのは、手首から先の日焼けだけ(要らんし)。我ながら少々アンビシャスが過ぎたかもしれんと、ほぞを噛む日々だ。


 まぁ、ワシらの目標は、マラソンで言えば『完走』だかんね。


 そりゃ評価されれば嬉しいが、何よりも、ルーシーが、このルーティンをギブアップすることなく、最後まで踊りきることが大切だ。
 だから(あ)は、あくまで伴走者であり、その使命は、ルーシーを最後まで励まし続けることだと思っている。


・・・のはずなのだが。


「Iさんは、衣装を着て練習したいですか?」とA先生。「教室によっては、本番の衣装を着用して練習しているところもあるみたいなので」
スイマセン。今の段階では衣装まで手が回りません。ルーシーにはレッドスネークカモン(赤シャツ)を着せようと思ってますが。

「Iさんは、どんな衣装にしますか?」

・・・ロッカーって、どんな格好してましたっけ?

今回の曲はロック調。実は、まりママさんと話していて、自分の衣装をイメージしてみたんだけど、イメージが全く固まらないのだ。革ジャン?そんな重いものを着て踊れないっしょ。

不思議なことに、考えれば考えるほど、パンクになっていく(爆)。

「髪の毛を立てて〜」え?立てるんですか?
「レースアップのブーツで」長靴しか持ってないし。土の上で踊れませんがな。
「トゲトゲの〜ブルドッグ(の首輪)みたいな」だから、それはパンクだってば(笑)。

 ちなみにミック先生は、奇抜な格好をしていた時期もあったが、基本的にはカジュアルか、いわゆるメンズウェア路線だし。グリ○ンデイは、アダム○ファミリーみたいな黒づくめ、ボノ先生は、皮ジャンにTシャツのイメージ。中には、小汚い破れたデニムとヨレヨレのTシャツってグループもあるわなぁ。

 ロッカーったって、グループや人によって、かなり衣装が違うよなぁ。


 困ったなぁ、どうしたもんだろ?
 
 脇役が主役より派手な格好をするのは、おかしな気もするしなぁ。

 ルーシーを踊り切らせることだけに専念したいんだけどなぁ。むぅ